ジョンソンは第2次世界大戦中に首相に就任したウィンストン・チャーチルを崇拝している。主にチャーチルの金遣いに関して書いた著者があるデビッド・ロフによれば、チャーチルは地中海の日光を浴びるためにぜいたくな旅行をするなど、収入をはるかに超えた暮らしをしていたという。
収入を適切に申告しなかったとして、ジョンソンは過去に何度か問題を起こしている。
副収入は諦めるべき?
ジョンソンは今後、首相の給与以外の収入を得ることをあきらめなくてはならないのだろうか?閣僚の給与を決定する独立議会倫理基準委員会の広報担当者がフォーブスに語ったところによれば、そうすることが望ましいいとされている。
ジョンソンの新たな仕事は、フルタイムの仕事以上のものになるだろう。そして、閣僚には「公務と個人的利益」の衝突を避ける義務がある。
「首相」の特典
首相となったジョンソンは今後も、閣僚に与えられるぜいたくを享受することになる。運転手付きで、装甲が施されたジャガー「XJ」を利用するほか、ダウニングング街の首相官邸と、バッキンガムシャーにある首相の公式別荘、16世紀に建てられた「チェッカーズ」を利用できる。
さらに、辞任するときにも、多額の収入を得る可能性がある。首相にはこれまで、高額の年金が支給される他、在任中のコストとして、最高11万5000ポンドまでを請求することが認められてきた。