ビジネス

2019.07.29

上司を感心させるコスト削減法3選

zhu difeng / shutterstock.com


シンプルな変化が大きな成果を出す証拠はある。米企業マム・インベンターズ(Mom Inventors)はプリンターがトナー切れになるたびにカートリッジにトナーを詰め替えており、これにより新しいカートリッジを毎回買うのと比べて50~75%の費用を節約し、廃棄物も減らすことができる。

オフィス経費削減の際には現実的に考えて、賢い変化を提案しよう。チーム全員が暗い中で仕事をするのは現実的ではないが、使っていない部屋ではセンサーにより照明が消えるようにするのはスマートな解決策だ。オフィス関連経費を減らすためのシンプルな方法をいくつか提案し、こうした変化の効果を確認する役割を引き受けよう。そうして集めたデータは、人事評価の際、あなたが出した成果の証拠となる。

3. 販売業者と交渉する

販売業者に対する支払いは、企業の予算で大きな部分を占めている。他の業者と比べて引けを取らない価格帯の料金設定を確保することで、会社の収支に大きな変化をもたらすことができる。上司に対し、一部の業者との契約を再交渉するか、さらには物々交換協定を結ぶことを提案しよう。もちろんそのためには、あなたやチームが業者と値段交渉をしたり、コスト削減実現のために全く妥協をしてくれない業者とは取引をやめたりすることも辞さない必要がある。

米政府のオークション情報を提供する「GovernmentAuctions.org」のイアン・アロノビッチ最高経営責任者(CEO)は、大小さまざまな事業経費について販売業者と交渉し、電話サービスから事務用品まであらゆるものを安く購入した。こうしたコスト削減は、業者が柔軟に対応し、常連向けの割引やまとめ買いでの割引を提供したり、革新的な取り決めを交わしたりすることによって可能となる。他のサプライヤーから見積もりを入手して交渉の準備をし、毎年契約を再交渉するようにしよう。

テクノロジーや事務用品、業者との関係について独創的なアプローチをとることで、自分の会社を合理的かつ低経費の運営体制へと導くことができる。上司の信頼を得るに当たっては、企業の財務健全性に注目することで抜きん出た存在となれる。キャリアを通じてパーソナルブランドを構築する際には、全体像が理解できていて常に利益増加に励む真のチームプレーヤーとしての印象を周囲に残そう。

編集=遠藤宗生

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