50代になってもはっきりとした記憶力を維持する11の方法

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50歳以上の人で、重要なファイルをどこに置いたか忘れてしまったり、顧客との会議で喉まで出かかった言葉を忘れてしまったりした人はいるだろうか? こうした経験があるのはあなただけではない。

米国の労働統計局(BLS)のデータによると、2024年までに米国の労働力は約1億6400万人まで膨らみ、そのうち55歳以上の人は4100万人に達するとされている。またその中の1300万人は、65歳以上になると見込まれている。こうした年齢層の人にとっては、できる限り長期間記憶力を維持することが大きな成功を収める鍵だ。

『Why Can’t I Remember? Reversing Memory Loss(なぜ私は覚えていられないのか? 記憶力の下を覆す)』の共同著者であるリンダ・トス博士は、ストレスが確実に記憶力の低下につながり得ると述べている。

「ストレスホルモンの一つであるコルチゾールは、有害になり得る。記憶経路にカルシウムを長い間蓄積しニューロンを破壊することで、脳に大きな損傷を与えるからだ」とトス博士。その他の理由としては、通常の老化もある。私たちは年を取るにつれてニューロンやニューロンのつながりを失い、それが記憶力の低下につながることもある。

トス博士は、現在の記憶力を最大限維持するため、次の11の行動を勧めている。

1. 金属製の歯の詰め物を外す

歯の充填剤を磁器製やセラミック製のものに置き換えよう。金属の充填剤に含まれる水銀が有害だと考える人もいる。金属製の歯の詰め物は記憶組織に炎症を引き起こし、栄養が細胞に入るのを妨げることで、脳や神経系に影響を与える可能性がある。

2. 缶詰を避ける

アルミニウムの使用を避けること。調理するときはアルミ製の鍋を使わない。アルミニウムは記憶組織の中に蓄積され、細胞に損傷を与える。実際、アルツハイマー病の患者らを検死解剖した結果、脳の中に異常に大量のアルミニウムが蓄積されていたことが分かっている。しかし、そのアルミニウムがどこから来たものなのかは誰も分かっていない。

3. 健康的な食事をする

有機食品や無農薬食品を食べること。農薬は細胞に入り込み、DNAを傷つけることがある。

4. 食品添加物を避ける

人工着色料やグルタミン酸ナトリウム(MSG)は避けること。また、興奮性毒素(L─システインやアスパラギン酸など)と呼ばれる調味料が入った加工食品は避けること。
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翻訳・編集=出田静

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