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「ブランイリス」のイヤーカフはバリエーションも豊富。「重ね着けのスタイル提案はとても参考になります」


「ヒロタカ」はシックなデザインでシーンを選ばすに使え、大人の女性にお勧めという。「イヤーカフの火付け役のブランドではないでしょうか」

伊勢丹新宿店では、店頭や郵送で顧客に配布しているアクセサリーカタログの最新号で、イヤリングやイヤーカフを特集した。「自分の価値観、自分の直感で選ぶ、"my favorite one"」というテーマで、ノンホールでも楽しめるイヤーアクセサリーの特集を組んだ。イヤリングでも、締め付け感を軽減した軽いつけ心地のものや、ピアスのように見えるもの、チャームを付け替えられるものなど、多彩な商品を揃える。


「エテモア」のイヤリングフープ。「シンプルな中にもデザイン性があり、個性を出したい方にお勧めです」

ファッション界に「ストレスフリー」の潮流

なぜノンホールなのか。そこにはファッション業界全体に、ここ数年通底する「ストレスフリー」の潮流が影響しているのではないかという。

例えば身体のラインが出過ぎず、ストレッチやゴムが効いた、体に無理をかけない服。ハイヒールではなく、ローヒールや「ペタンコ」の歩きやすいパンプスやスニーカーもオシャレだという傾向。多様な性のあり方を反映したジェンダーレスの流れも影響しているのかもしれない。

奈良さんはこのように話す。「ピアスホールを開けるのが『当たり前』という概念はなくなってきました。ストレスフリーが叫ばれ、全体的に、ファッションによって体に負担をかけることを避ける傾向にあります。ピアスが当たり前、という既成概念自体が崩れ、多様化しているのかなと思います。もしかしたら衣食住全てにおいて、そういう傾向が言えるのかもしれません」

金属アレルギーになってしまったという奈良さん。ピアスホールはあるが、かゆみや荒れがあまり出ないという意味でもイヤーカフを選ぶことが多いのだという。

パーツを購入し、自身のセンスで自由に作って身に着けたり、販売したりする人も出てきた。もはや好きなデザインがないからと、無理して穴を開ける必要はない。「もともとはピアスしかお作りのなかったデザインがイヤリングでも登場したり、イヤリングに変更できるピアスもあります」と奈良さん。

文、写真=林亜季

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