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フェイスブックは7月24日、個人情報保護の不備を巡る連邦取引委員会(FTC)との法廷闘争で、50億ドル(約5400億円)の制裁金を支払うことで合意した。

しかし、マーク・ザッカーバーグにはもう一つ、嬉しいニュースがある。フェイスブックの直近の四半期売上は制裁金50億ドルの3倍以上の、168億ドルに達したのだ。

今回の制裁金はケンブリッジ・アナリティカ問題に絡む、個人情報のずさんな管理に対して科されたものだ。50億ドルという金額は過去最大規模のものだが、フェイスブックの今四半期の売上168億ドルも、最高レベルの成績であり、前年同期比で30%近い伸びとなった。

ただし、純利益は前年同期比49%減の26億1600万ドルだった。これは、FTCに支払う制裁金が確定し、20億ドルを追加で引き当てた影響だ。しかし、第3四半期の決算にこのような制裁金の影響が及ぶことはなさそうだ。

フェイスブックは売上の98%を広告で得ている。米議会の公聴会でザッカーバーグは「議員、私たちは広告を販売しています」と述べたが、それこそがFTCが問題視したポイントだった。

「フェイスブックはユーザーの個人情報をターゲット広告に用い、マネタイズを行っている。彼らは2012年にFTCが要請した項目を遵守せず、虚偽の説明やプライバシー設定により、利用者のプライバシーを危険にさらしていた」とFTCは述べた。

フェイスブックの月間アクティブユーザー数は現在、24億1000万人に達し、前年同期比8%の上昇だった。ただし、インスタグラムやワッツアップなどの傘下のサービスも拡大を続けている。

「当社の推定では21億人以上の人々がフェイスブックやインスタグラム、ワッツアップやメッセンジャーを毎日利用している。また、月に1度以上フェイスブックやその傘下のサービスを利用する人口は、27億人を超えている」とフェイスブックはプレスリリースで述べている。

フェイスブックの株価は7月24日に3.6%上昇し、時価総額は5840億ドル(約63兆円)を超えた。

編集=上田裕資

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