それはまたビジネスシーンでも同じ。重要な決断や判断をしなければならないときに、私たちは、経験豊富な人から直接アドバイスが欲しいものだ。しかし、そこで尋ねる人を間違ってしまうと、相手との関係もギクシャクしてしまう。そうならないために、内容にあわせて、尋ねる人は3つのタイプに分けて考えると上手くいく。
ティーチャータイプ
「考えや、意見を聞きたい」ときに尋ねる相手として、最適なのはティーチャータイプの人だ。もともと教えることに喜びを感じている人だからだ。そんな人に尋ねるときの注意点は、相手の専門分野に関係のない質問はしないことだ。ただ戸惑わせることになる。
相手に対して、自分も専門領域から質問をする。そうすれば、相手にとっても、新たな視点や次の研究テーマを深める助けにもなり、メリットともなる。
トレーダータイプ
ただ「ノウハウを聞きたい」ときであれば、トレーダータイプがよいだろう。このタイプは、教えることに対価を要求する人だ。見返りを求めるからといって聞きにくいと思ってはいけない。
そもそも知識や情報はタダではない。それらを取得するために投資した時間が含まれている。対価を要求する人は、ある意味、正直で付き合いやすい人のはずだ。このタイプの人には、答えだけを一方的に聞こうと思ってはいけない。まず、相手にとっての有益な情報を、こちらから話すと事はスムースに進む。
そして、相手が教えてくれるノウハウを、自分の周りで同じように欲しい人がいれば紹介をする。相手にも、あなたの情報を知りたい人がいないかを考えてもらう。こうした交換条件が整えば、今後もよいパートナーになるだろう。
サポータータイプ
「とにかく何でも聞いてほしい」と言ってくる人は、サポータータイプに属する。このタイプは優しく見守ったり、助けたりしてくれる人だ。自分では根本的な解決に導けなくても、適切な人を紹介してくれたりする。