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Ink Drop / shutterstock.com

フェイスブックがまたもや失態を演じた。しかも、今回は子供たちを危険にさらす可能性のある過ちだ。

フェイスブックは7月22日、同社の「Messenger Kids(メッセンジャー・キッズ)」アプリに技術的欠陥があり、数千人もの子供が不正なユーザーと会話する可能性があることを認めた。

メッセンジャー・キッズは2017年12月にリリースされた、6歳から12歳の子供向けのメッセンジャーアプリだ。このアプリの役割は、13歳以下の子供たちに両親が認めた相手限定で、チャットをさせることだった。

しかし、ニュースサイトThe Vergeによると設計上のミスで、子供たちが見知らぬ他人のグループで会話を行えるようになっていたという。

フェイスブックの広報担当はフォーブスの取材に、次のように述べた。「当社は一部のユーザーから技術的エラーの報告を受け、少数のグループのチャットに影響が出ていることを確認した。既に問題は修正し、両親たちには情報提供を行った」

しかし、今回のフェイスブックの対応は奇妙なものだ。彼らは先週、密かに一部のグループチャットを閉鎖し、ユーザーらにアラートを発していた。

フェイスブックは欠陥を発見した後、ただちに数千人の親たちに通知を行ったと述べている。しかし、この欠陥がいつから存在していたかには触れていない。また、チャットが閉鎖されるまでに、何件のクレームが寄せられていたかも開示していない。

メッセンジャー・キッズはそもそも、立ち上げ以来、利用者から不評を買っていた。2018年には消費者団体が、このアプリが子供のプライバシーを侵害するものだと申し立て、子供の権利を守る基準のCOPPAを満たしていないと主張していた。キッズでは、両親の同意を得ずに子供の個人情報が収集されていたという。

キッズ向けアプリが公開されたのは、世間からのフェイスブックへの批判が高まった後のことだった。2017年当時、フェイスブックはニュースフィードを通じ、人々の投票行動に影響を与えているとの疑惑を持たれていた。

また、最近ではフェイスブックが立ち上げを予定する、仮想通貨「リブラ」に対する厳しい指摘も相次いでいる。

オハイオ州選出の民主党上院議員のシェロッド・ブラウンは、先日このように述べた。「フェイスブックは相次いでスキャンダルを起こしており、信頼できる企業とは呼べない。彼らは、他の利益追求型の企業と同様な扱いを受けるべきだ」

編集=上田裕資

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