大学に入る前にギャップイヤーを経験すべき4つの理由

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1. 世界を異なる視点で見られるようになる

GYAの最近の調査データによると、回答者の94%は海外で過ごした時間により、異なる経歴を持つ人とのコミュニケーション方法を学べたと答え、93%は世界のさまざまな地域出身の人に対して興味が増したと答えている。また90%は、自分と違う文化をより深く理解・尊重できるようになったと答えた。

本を読んだりドキュメンタリーを見たりすれば、世界について多くのことを学べるが、こうした体験は新たな国を訪れてその実情をじかに見るのとは異なるものだ。またほとんどの場合、実践しながら学ぶ方が大学の教授から与えられる知恵よりもはるかに大きな影響力を持つ。

2. 本当の目標とその最善の達成方法を決めることができる

どの分野を選考したいかについて確信が持てない場合、そのまま大学に進学することは合理的ではないかもしれない。海外旅行をしながらギャップイヤーを過ごすことは、大学での専攻を選んだり人生の多くの時間を費やすキャリアパスを選んだりする前に自分の目標を決める手助けになるかもしれない。

GYAのデータからは、回答者の84%が海外で時間を過ごしたことで、仕事で成功する役に立つスキルが学べたとしているし、77%はギャップイヤーにより人生の目的が見つかったと答えた。また75%はギャップイヤーが仕事を見つける助けになったと答え、73%はギャップイヤーにより大学に備えることができたと答えている。

3. 高等教育に多額の資金を費やさず自分探しができる

自分が求める未来について大学1年生の間に考えることは可能かもしれないが、大学で「自分探し」をするには多額の資金が必要になる。そのわずか一部の資金で、多くの国や文化を探求できることを考えてみよう。若者は世界のさまざまな場所で安い割引チケットを得ることができ、ホステルに泊まったり留学・海外労働プログラムに参加したりすれば安く旅行できる。

旅行のために休息期間を設けることで、数万ドルの学生ローンを負うことなく自分探しをし、学校では学べないことを学べる。

4. 価値のあるキャリア体験をする

ギャップイヤーを取る若者の多くは、国際学習・ボランティアプログラムに取り組んでいる。一部の生徒が必要とする教育的な要素や仕組みを提供する組織的なギャップイヤープログラムは多く存在する。ギャップイヤーが実りのあるものになるようにしたい人は、目的が明確化されていて、既に組まれたプログラムを選ぶのが賢い選択肢かもしれない。

高校を卒業しようとする子どもを持つ親でも、すぐに大学に行くべきか迷っている生徒でも、少し休息の時間を設けることを考えても全く害はない。海外旅行には、新たに出会う人や世界の仕組みについて学ぶ機会などそれ自体にメリットがあるし、あなたの考え方を永遠に変えるような教育機会を旅と組み合わせることもできる。

翻訳・編集=出田静

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