競争環境が激しくなる中、家具・インテリアのサブスクリプションサービス「airRoom」を手がけるElalyから資金調達のニュースが入ってきた。同社は7月24日、総額約1億円の資金調達を実施したことを明かした。
引受先となったのは、オークファン、F Ventures 2号投資事業有限責任組合、名古屋テレビ・ベンチャーズ、コロプラネクスト 3号ファンド投資事業組合、Japan Angel Fund 1号投資事業組合の5社に加え、複数の個人投資家たち。
Elalyは2018年10月にサムライインキュベートおよび河合聡一郎、三木寛文、水谷寿美、安田直矢など複数の個人投資家から数千万円規模の資金調達を実施している。
今回調達した資金をもとに、自社サービスの開発、認知拡大を目的としたマーケティング活動への投資をより一層加速させていくという。
そのほか、「組織の体制強化、商品ラインナップの拡充。さらには、AI(人口知能)やAR(拡張現実)などのテクノロジーを活用したソリューション開発への投資や人材採用も行っていく」と代表取締役兼CEOの大薮雅徳は語る。
次世代のAmazonであり、モノのNetflix
airRoomは人気家具ブランドの商品を月額500円から利用できるサブスクリプションサービス。まず大きな特徴が1万点以上(2019年7月時点)におよぶ商品のラインナップだ。
「国内トップメーカー達とのアライアンスを組むことで、メーカーの所有する遊休資産・滞留在庫をシェアリングすることでお客様に良質な商品をお届けしております。ゆえに自社で製造したり、購入する競合と異なり商品のラインナップに大きな特徴があります」(大薮)
それに加え、プロのインテリアコーディネーターがパーソナライズしたコーディネート提案を無料で受けられるほか、配送料・返却料・組立・設置がすべて無料。返却期限は無く、いつまででも何個でも使い放題となっているのも特徴だ。 airRoomが目指す世界について、大薮は「次世代のAmazonであり、モノのNetflix」と語る。