I cover fashion, beauty and grooming.

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ファストファッションは、刻一刻と移り変わる流行に追いつくためには素晴らしい選択肢だが、地球には良くない製品であることは周知の事実だ。

最新のファッションがたった数週間で店頭に並ぶのがどうして可能なのかを考えたことはあるだろうか? その生地はどこから来ているのだろう? 服は誰が作っているのか? はやりが過ぎ去ったら、その服はどうなるのか?

最後の問いについては答えがある。コペンハーゲン・ファッション・サミットによると、ファストファッションは毎年9200万トンのごみを生んでいる。さらにエレン・マッカーサー財団の調査によれば、毎秒ごみ収集トラック1台分の布地が捨てられているのだという。またファッションは、水の消費量が2番目に多い産業だ。服が大量に生産される一方で、人々が一つの服を着る期間は短い。

そんな中、スペインのファストファッション大手ZARA(ザラ)は、新たなサステナビリティ目標を宣言した。同社の親会社であるインディテックスは今月16日、この新たな取り組みを株主総会で発表。インディテックスは世界3位のアパレル企業で、ザラに加え、ザラ・ホーム、マッシモ・ドゥッティ、プル&ベア、ベルシュカ、ウテルケ、オイショ、ストラディバリウスという8ブランドを展開している。

同社は2025年までに、これらブランドで使用する綿・麻・ポリエステルを全て、より持続可能な材料、オーガニックの材料、リサイクルされた材料のいずれか置き換えると約束した。これらは、同社が使用する全原材料の90%を占める。

インディテックス創業者アマンシオ・オルテガの娘であるマルタ・オルテガは、ファッション誌ヴォーグに対し「私たちは、環境への影響を限定的なものにとどめ、私たち自身に対して製造方法の改善のため全力で努力を続けるよう促してくれるような、責任ある持続可能な方法で服を作ることに、大きく焦点を当てている」と表明。

「これは、私たちが仕事でのみならず、個人的にも大きな情熱を注いでいることだ。当社は常に改善方法を探していて、新技術やリサイクル素材の新たな使用法の開発に取り組み、当社のデザイナーや他の業界関係者が将来使えるような新たな布地の開発を支援している。これは道徳的にも商業的にも正しいことで、私たちはこのアプローチに完全にコミットしている」と語った。

編集=遠藤宗生

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