「アベンジャーズ/エンドゲーム」は公開初週から、約4億7400万ドルを記録。また、米Forbesによると、中国での興行収入はシリーズ前作より75%伸びた約6億2900万ドルとなり、これが今回「アバター」を抜いた大きな要因と見ている。
マーベル・スタジオでは、「アイアンマン」を初めとする2008年公開〜2012年の間に公開されたヒーロー映画をフェーズ1、2013年〜2015年公開映画をフェーズ2、2016年〜2019年公開映画をフェーズ3としている。
フェーズ1~3の22作品は、まとめて「インフィニティ・サーガ」と呼ばれ、世界興行収入ランキングトップ10には現在、5作品がランクインしている。
フェーズ4以降の作品が続々発表
米サンディエゴで、現地時間18日から21日まで開かれた「コミコン・インターナショナル2019」3日目のパネルで、マーベル・スタジオCEOでマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のプロデューサーを務めるケヴィン・ファイギが、フェーズ4の作品とキャストを発表した。
フェーズ4の作品名と公開日(getty images)
主なフェーズ4以降の作品は、アンジェリーナ・ジョリーが出演し、2020年に公開予定の「The Eternals(原題)」や、スカーレット・ヨハンソンが主演の「アベンジャーズ」のメンバーであるブラック・ウィドウの単独映画が公開予定だ。同作ではブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフの過去が描かれる。
2021年には、初のアジア系ヒーローの「Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings(原題)」や「ドクター・ストレンジ」続編、ナタリー・ポートマンが女性版ソーを演じる「マイティ・ソー」の続編が公開予定だ。
さらに、ディズニーのストリーミングサービス「Disney+」で配信されるオリジナルシリーズについても発表。2021年春頃に「マイティ・ソー」の悪役ロキが主役のドラマの配信、同年秋には、ジェレミー・レナーが演じる「アベンジャーズ」のホークアイが主役のドラマが配信される予定だ。
その他にも、映画「ブレイド」がマハーシャラ・アリ主演による再映画化が決定。ファイギは「ブラックパンサー」や「キャプテン・マーベル」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の続編製作について触れ、「ファンタスティック・フォー」と「X-MEN」のMCU参入を匂わせた。
パネルを見ていた観客からは、大きな歓声が上がり、ネット上でも全ての作品に期待する声もある。今後もマーベルの勢いは続きそうだ。