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フォーブスジャパン編集部

フィンエアーPRディレクターのパイヴェット・タルクイスト

フィンランドと日本の外交関係樹立100周年を迎えた2019年。初夏に首都ヘルシンキに旅する機会を得た。フィンランドは、国連が発表する世界幸福度ランキングでは、2年連続で1位を誇る。

旅を通じて、私たちがこの国から学べるヒントを探るシリーズ。第2回は、働きながら子育てをしているフィンエアーPRのディレクターに聞いた、女性の働きやすさについて。


フィンランドの首都ヘルシンキと日本(成田、中部、関西、福岡)を結ぶ直行便は、9時間半。「日本とヨーロッパの100都市以上をつなぐフライト」がキャッチコピーのフィンエアーが飛んでいる。

後ろめたくて同僚にもあまり伝えていないのだが、往きは人生初のビジネスクラスに乗るチャンスをいただき、快適そのものだった。午前10時前に成田空港を出発して、時差は−6時間なので、ヘルシンキには同日昼ごろ到着した。

機内ではうっかり寝てしまって昼食を食べ損ねたが、マリメッコの大きなドット柄が印象的な食器で優雅にコーヒーを飲み、チョコレートケーキをいただいた。ブルベリージュースについては、賛否両論、いろんな前評判を聞いてはいたが、甘くて美味しかった。ジンにはベリーや大ぶりなローズマリーが添えられて、旅のお供には最高だった。

母親のようなフライトアテンダント


フィンエアーの機内で出会ったフライトアテンダントは、日本の一般的なイメージとは異なっていた。というのも、往きに私を担当してくれた女性はショートカットのグレーヘアーで、眼鏡の奥に優しい目が光る、印象的な人だった。

不器用そうな私を心配したのか、モニター画面の操作を手伝ってくれたり、昼食を食べられなかった私に「おにぎりとスープはどう?」と声を掛けてくれたりした。ある意味、母親と接するような安心感があった。

私の友人の1人に、高校時代からフライトアテンダントに憧れていて、大学時代もその道一直線に進み、夢を実現させた女性がいる。彼女からは、フライトアテンダントのヘアースタイルは、長髪の場合はお団子ヘアーにしてネットを被せる。メイクにも細かい決まりがあり、研修でその方法を教わった、と聞いたことがある。

彼女は、フライトアテンダントとして、機内での安全を守り、旅客をもてなす仕事は忙しいが、やりがいと使命感があると話していた。しかし、結婚を機に、20代半ばで仕事を辞した。高校時代から「お母さんキャラ」と言われていた彼女は、いま子供に恵まれて幸せそうだ。

尊重すべき彼女の選択だが、日本ではまだまだ結婚とともに退職するケースが多く、フィンエアーで出会った「お母さん」のようなフライトアテンダントは少ないようだ。

フィンエアーでは、どのように働きながら子育てをする女性をサポートしているのだろうか。ヘルシンキに到着した夜、フィンエアーのメディアリレーションズ・PRディレクター、パイヴェット・タルクイストに話を聞いた。

文=督あかり 写真=Aleksi Poutala

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