一番カッコ悪いのは、後になって「あのときは言わなかったけれど、本当はこう思っていた」と言い訳をすることだ。
その時々で自分ができるベストを尽くす。一つひとつの行動に、自分なりの根拠を持って、納得できる道筋を選ぶこと。シンプルだが、キャリアのどの段階でも大切にしたい姿勢だと思う。
“主体的に生きる”──自分自身がキャリアの主人公であるという感覚を持ち続ける人は、たとえ失敗したり、不遇な状況に置かれたとしても、「会社のせい」や「上司のせい」にしない。結果、生涯、学びと成長を続けられる人間になれる。
何もかっこつける必要はない。いまの等身大の自分にとって、ベストだと思えることをごまかさず、行動していく。その繰り返しで、自分なりの価値基準が育っていくのである。
連載:自分自身の育て方
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