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2019.07.22

リーダーとしての「タフさ」を示す10の特徴

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3. 自分より知識がある人を探す

賢いリーダーは自分より賢い人を採用する、というのはあなたもおそらくどこかで聞いたことがあるだろうが、これは本当だ。ある特定のことがらについて、自分より知識が豊富かもしれない部下に頼るリーダーは、より多くの尊敬を集められる。

4. 責任を持つ

これは、リーダーとしての仕事で最も難しいかもしれない。チームの責任を持つのはあなただ。失敗や決断に責任を持つこと。あなたが従業員の味方であり、見捨てたりしないことを従業員に理解させよう。チームの成功を願うなら、自分が責めを負う覚悟も必要だ。

5. 厳しいことでも伝える

タフなリーダーは時に、気が進まない会話もしなければならない。言いづらいこともあるかもしれないが、最高のリーダーはこうした話題に迅速・率直にアプローチしつつ、その根底に優しさを持たせることができる。

6. 本物の競争を求める

本当にタフなリーダーは健全な競争を楽しむものだ。健全な競争により、常に最善の結果を出すよう強いられ、継続的な改善を見失わなくなる。またタフなリーダーは、競争相手が手ごわければ手ごわいほど勝ったときの喜びが一段と大きいことを理解している。

7. 反対意見を求める

自分の全てのアイデアが皆から認められると気分が良いかもしれないが、タフなリーダーは、なんにでもただ賛成する人に囲まれたいとは思わない。タフなリーダーは、チームメンバーが素晴らしいアイデアを持つことを望んでいる。こうしたリーダーは、自分のアイデアに知的な側面で課題を提示してくれる人を周囲に集めたいと思っているのだ。

8. 自分の弱みを直視する

他者の欠点は簡単に気づけるが、自分自身の欠点を見つめるのはずっと難しい。しかしタフなリーダーは、自己を改善し、全ての分野で強さを身につけるため、自分の弱さに立ち向かいたいと考える。

9. 居心地のいい状態に甘んじない

タフなリーダーは、自分が居心地のいい場所にいることに気づくたびに、そこから出ようとする。自分には挑戦や、新たな視点が必要なことを理解し、「安全」は「停滞」と同じであることを理解している。

10. 他者の功績を評価し賞賛する

他者の功績を認めること、タフなリーダーシップについて考えたとき真っ先に頭に浮かぶものではないかもしれない。しかし、私たちが行った調査や、世界各国のリーダーとのインタビューからはしばしば、自分の弱さを見せて他者の素晴らしさを認めたり、部下に感謝したりすることが、非常に難しいことが明らかになっている。

リーダーとして「タフ」になることにはスティグマ(汚名)が付きまとうことが多い。だが、そのスティグマは間違っていることが多い。人生で最も難しいことの多くには、非常にソフトな分野への対処が必要とされる。それは、人間の非常に繊細な側面である感情を扱うスキルなのだ。

編集=遠藤宗生

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