地方の現場から見た教育の今


はたして今の現場はどうなのか。フェイスブックで知り合いの全国の先生方に尋ねてみると、出勤簿に関しては大きく3通りに分かれた。

・押印
・PCで管理(勤務時間の把握のためなど)
・タイムカードやICカード(出勤+勤務時間管理)

中には、押印に加えてPCで時間管理するなど、制度を併用している場合や出勤簿に手書きという回答もあった。その中でやはり多いのは、押印とICカードシステム。印鑑を押すか、出退勤カードをピッとタッチするかだ。

大都市ではICカード、地方では押印かと思ったが、そういうわけでもないようだ。だがやはり、ICカードは都会近辺が多いようには感じられる。

PC管理やICカードにはシステムが必要だ。当然システムの設置や運用のコストが発生する。出勤簿に押印するのであれば、お金はかからない。だから意図的に出退勤システムを入れないと押印はなくならない。

先生方の働き方改革が叫ばれ、勤務時間の把握が必要となり、カードシステムへの移行は進んでいる。それでも問題は残る。

ICカードをタッチした後に残って仕事をする。土日出勤してもカードタッチをしない。という現状も少なからず聞く。これでは正確な時間管理にはならない。これも時間外勤務時間を減らせ、という声と、いくら残業しても仕事は減らず給料は変わらない、という教員独特の勤務体系によるものだろう。

まずは出勤簿をデジタル化して、押印からICカードへ。勤務時間を明確にする。それに加えて、事務サポーター・ICT支援員など先生方への人的支援、定時で帰れるように仕事内容の精選といった、デジタルでは解決できない課題も含めた対策が必要だろう。

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文=望月陽一郎

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