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クリエイターに資金援助を行う人々を募集するプラットフォーム「Patreon(パトレオン)」が7月16日、6000万ドルの資金調達を実施したとアナウンスした。Patreonはユーチューバーやポッドキャストの配信者、ミュージシャンらが活動を支援してくれる人々から、ダイレクトに資金を受けとれる場を提供している

サンフランシスコ本拠のPatreonのシリーズD資金調達はGlade Brook Capitalの主導で実施された。Patreonの累計資金調達額は1億6600万ドル(約179億円)に達した。出資にはコメディアンのハンニバル・バーエスや、ミュージシャンのサージ・タンキアンらも参加した。

Patreonは先日、フォーブスが発表した2019年版の「次世代スタートアップ(Next Billion Dollar Startup List)」にも選出されていた。同社の2018年の売上は3500万ドルで、Pitchbook のデータによると、2017年9月時点の企業価値は4億5000万ドルとされていた。

同社を2013年に創業したのは元ミュージシャンのJack Conteだ。彼は創作活動から得られる収入があまりにも低いことに不満を感じ、Patreonを立ち上げた。

「3カ月以上もかけてミュージックビデオを製作しても、ユーチューブから得られたのはわずか150ドルだった」と現在35歳の彼はフォーブスの取材に述べた。Conteはスタンフォード大学時代のルームメイトのSam Yamを技術責任者に迎え、Patreonを始動した。

「Patreonの設立から2カ月で、毎月6000ドルの支援金が得られるようになった。このプラットフォームの目的は、クリエイターたちにふさわしい報酬をもたらすことだ」とConteは話す。

作家のブランドン・スタントンや、コメディアンのヘザー・マクドナルドもPatreon を利用中だ。同社は2019年の終わりまでに、クリエイターへの総支払額が10億ドルを突破すると見込んでいる。

Patreonへの登録は無料で、アーティストは3つのプラン(ライトとプロ、プレミアム)から選択できる。ファンたちは例えば、月額10ドルを払うことで、アーティストの作品を購読したり、コンテンツの独占アクセス権や初期アクセス権を得ることができる。

参加クリエイターは既に10万人以上に達しており、Patreonは支援金から5%〜12%の手数料(アーティストの選択プランによる)を得ている。プレミアムプランを選択したアーティストは、専属のパートナーマネージャーからのアドバイスも受けられる。

編集=上田裕資

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