2拠点に居住を持つ「デュアルライフ」、ブームの背景

僕のキャンピングトレーラーはオフライン。夏は「避暑」の場所だが、非常時は「避難」という選択肢にもなりうる


実は今、キャンピングトレーラーの備品として購入しようか迷っているものがある。

500Whクラスのポータブル電源(蓄電池)だ。一番の理由は現地で大工仕事する時に使うインパクトドラバーの充電池の充電のため。脱着式のバッテリーが二つあるのだが、これを使い切ってしまうと、もう作業がそれ以上できなくなってしまうことが何度かあった。これが一台あるとドライバーは約30回充電可能。ほかにもノートPCなら約20回、LED照明なら約150時間は灯すことができる。


(左)ボンベ入りのプロパンガス。持ち運びが可能。(右)キャンピングカー仕様の冷蔵庫のチャンネル部。エネルギー源に、通常の電気、バッテリー、PLガスの3種が選べる。

ネットショップでさまざまなポータブル電源のスペックを比較検討している最中だが、レビューを読むと、購入層は約3分の2がキャンプ利用、残り約3分の1はやはり災害に備えて買っているようだ。

ここのところ、地震や大雨、台風などの大きな災害が相次いでいるが、そんな時、キャンピングトレーラーはシェルター的な役割を発揮する。避難所や車中泊で不便な思いをせずに、キャンピングトレーラーで非常時を乗り切ることもできるのではないかという思いも頭によぎった。

連載:週末遊牧民~森と都市の狭間を旅しながら~
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文・写真=小林キユウ

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