こうした過程で生み出されたSKILL NOTEは、スキルマップや教育訓練記録を簡単に作成・記録・管理することで、現場担当者の負荷を大幅に軽減できるツール。また、教育訓練の進捗管理や資格更新のアラート通知機能により、教育訓練計画の遅れやスキル・資格の保有漏れを防ぐことができる。
「製造業において“ヒト”は大事な資産。人材育成、成長が大事と言われているけど、なかなか開発が忙しく、後手後手に回っているところがある。先輩の背中を見て学べ、良い上司についたらラッキーという世界なんです。若い人が体系的に育成を受けながら成長していける世界を目指したい。そして人材の成長を科学することでものづくりをアップデートし、製造業の未来を変えていきたいと思います」(山川)
創業から2年。SKILL NOTEはJFEスチール、キヤノンマシナリー、信越化学工業、古野電気、ヤマサ醤油、リコーインダストリー、大森機械工業といった大手企業に導入されている。山川によれば、2021年中に320社の導入を目指していくという。
「今後、UI改善、英語対応、カスタマーサクセスの拡充を中心に、大手製造業の海外拠点対応の加速を視野に入れ、SKILL NOTEの開発およびサービス体制を強化していきます。そして、SKILL NOTEが製造現場のスキル・教育管理ツールとして、グローバルスタンダードになることを目指していきます」(山川)