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左からランキング56位のマイケル・ハルトノ、21位のジャック・マー、49位のゲンナジー・ティムチェンコ(イラストレーション=アンディ・マーティン)

Forbes JAPAN 7月号(5月25日発売)では、「世界のビリオネア・ランキング2019」を掲載した。果たしてランキングトップ100の富豪たちは、どんな人生を歩んできたのか。前後編で記事をお届けする。後編は彼らの挫折、交友関係、名言をご紹介。(前編はこちら


SETBACK|挫折
若いころの挫折や失敗を、後の成功のステップにしたビリオネアがいる一方で、ビリオネアであり成功者であるがゆえの失敗や、スキャンダルも枚挙にいとまがない。

21位 ジャック・マー(54)
373億ドル Eコマース(中国)
最初の大学入試で失敗。数学が100点満点で1点だった。得意の英語を活かしホテルへの就職を試みたが、貧相な外見を理由に不合格に。しばらくは秘書や運搬の仕事をした。

46位 ズザンネ・クラッテン(57)
210億ドル BMW、医薬(ドイツ)
2007年夏に不倫。しかし相手は金銭目当ての詐欺だった。630万ユーロ(約8億円)を無心されたうえ、私的な映像などを盾にさらなる金銭を要求され、警察に突き出した。

57位 レイ・ダリオ(69)
184億ドル ヘッジファンド(アメリカ)
高校生から投資を始め、勝っていたが、1982年に一度マーケットを読み違えて財産を失い、会社を閉める寸前に。その後、より多様的で慎重な投資を行うようになった。

58位 ウラジーミル・ポターニン(58)
181億ドル 金属(ロシア)
2013年、約30年連れ添った妻に突然離婚を要求。一方、拒んでいた未成年の息子への養育費の支払いを、裁判所に命じられた。自身は翌年若い女性と再婚した。

FRIENDSHIP|交友関係
ビリオネアを巡る人間関係を見回すと、権力とのつながり、あるいは慈善事業絡みのものが目立つ。ちなみに、アンバニはクリントン財団の主要な寄付者だという。

3位 ウォーレン・バフェット(88)
825億ドル バークシャー・ハサウェイ(アメリカ)
1991年7月、初めてビル・ゲイツと会い、すっかり意気投合した。会うまでは、興味を持っていなかったというが、28年間、互いに影響し合い、慈善事業などで協力関係にある。

13位 ムケシュ・アンバニ(62)
500億ドル リライアンス・インダストリーズ(インド)
娘の結婚式には、ボリウッドスターやビヨンセ、ハフポスト創業者のアリアナ・ハフィントン、元大統領首席補佐官のジョン・ケリー、ヒラリー・クリントンも参列した。

文=森 裕子

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