ビジネス

2019.07.19

ファッション、最初の仕事、趣味…… 世界の富豪たちの「生き方」(前編)

左からランキング53位のディートリヒ・マテシッツ、1位のジェフ・ベゾス、45位のウラジーミル・リシン(イラストレーション=アンディ・マーティン)


22位 許家印(60)
362億ドル 不動産(中国)
文化大革命末期の農村で、10代のうちにりんごや石灰を仕入れて販売するよくある仕事を経験。高校卒業後の2年間は、農村でトラクターの運転や糞尿処理などにも従事した。

24位 シェルドン・アデルソン(85)
351億ドル カジノ(アメリカ)
12歳で叔父から200ドルを借りて新聞販売を始めた。16歳になると靴ひも工場などにキャンディー自販機を置くビジネスに乗り出し、夏にはビーチでアイスクリームも売った。

40位 イーロン・マスク(47)
223億ドル テスラモーターズ(アメリカ)
早くからコンピュータに興味を持ち、12歳で「ブラスター」という宇宙船をテーマにしたテレビゲームを製作。プログラムは雑誌に掲載され、マスクは500ドルを手にした。

HOBBY|趣味
ビリオネアにはスポーツマンも少なくない。過酷なビジネスの世界で生き残っていくには体力は不可欠だからか。一方、お金のかかる趣味もビリオネアだからこそ可能になる。

35位 ジョルジ・パウロ・レマン(79)
228億ドル ビール(ブラジル)
ハーバードを3年で卒業した天才で知られるが、若いころからテニスとサーフィンに明け暮れた。テニスでは5度のブラジル王者であり、ウィンブルドンに出場した経験も持つ。

36位 王健林(64)
226億ドル 不動産(中国)
カラオケ好きで知られ、かつては年次総会でのステージが恒例となっていた。ここ数年は国策の変化や経営悪化のなかで年次総会はもちろん、人前で歌うことはなくなっている。

45位 ウラジーミル・リシン(63)
213億ドル 鉄鋼、運輸(ロシア)
狩猟用の広大な土地を所有し、ヨーロッパ最大級の射撃場を建てたほどの射撃愛好家。2018年には国際射撃連盟(ISSF)会長に就任。オリンピック、パラリンピックにもかかわる。

47位 ヴァギト・アレクペロフ(68)
207億ドル 石油(ロシア)
貨幣コレクションの趣味が高じて、2016年10月に貨幣博物館を開設した。約400年続いたロマノフ王朝の金貨500枚以上をはじめ、コレクションは5000枚以上に上るという。

文=森 裕子

この記事は 「Forbes JAPAN 新「マネーの法則」を見つけた人々」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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