24歳、新進気鋭のインドネシアベンチャー投資家が見る「新しい金融」

EverHaus創業者 ジッタ・アメリヤ


一緒に働いているチームの人々の人生に及ぼす影響、サポートしている起業家たちが世の中に起こしている変化だけではなく、私たちの国全体に及ぼしている影響です。そのことに本当にわくわくします。

創業してたったの2年で、数百もの仕事を創出したことを誇りに思っています。さらに言えば、私たちが投資しているスタートアップの多くは、農村地域の恵まれない人達の問題を直接解決しています。様々な分野で多くの人々の力になっています。

ベンチャーキャピタルの仕事は、市場のイノベーションと製品イノベーション(主に技術革新)の2つの面を持ち、未来を創造できるユニークな仕事です。人類の進化と発展にも大きなパッションを持っています。

──どんな未来が来て欲しいと思いますか?

たくさんあって、一つに絞り切れません。でも、私たちが実現しようとしている一つのビジョンは、ファインナンスの民主化です。透明化が究極まで進めば、実現できます。

金融市場の解放を通じて、すべての人がきれいな飲み水、栄養のある食料、基礎教育、医療へのアクセス、自然災害からのシェルター、人生を満たすための充実した機会など、あらゆるものを手に入れることができます。すべての人の幸福は、特定のグループの欲望やある個人の欲求よりも優先されるようになるのです。


Gitta Amelia(ジッタ・アメリヤ)◎2017年にペンシルベニア大学ウォートン校を卒業し、EverHausを創業。18年にはクランチベースにおいてインドネシアで最もアクティブなシード投資のVCファームとしてランク付けされた。大学在籍中には、インドネシアの若者向けに同国の発展を議論するオンラインメディア「Think Nusantara」を起ち上げている。

構成=岩坪文子 イラストレーション=Willa Gebbie

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