海外のリモートワーカーと仕事するときに気をつけるべき6つのこと

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3. 税金

米国の顧客に対して高額な仕事をすれば、顧客からは1099という申告用紙が送られてくる。これは顧客があなたに支払いをしたという証拠になり、顧客はこの金額を控除することができる。ただ、海外の顧客から税金に関する書類を受け取ることは全くないかもしれない。

だからと言って、税金を支払う義務を免れるわけではなく、収入を報告する責任は消えない。正しい記録が維持されているようにするには、全ての海外の顧客と連絡を取り、額について再確認することだ。

数字さえ理解しておけば、いくら税金を支払えばよいかを計算できる。また、海外役務所得控除の資格があるかどうかを確認してもよい。これにより、一部の収入は税金が免除になるかもしれない。

4. 時差

日中にテキストメッセージや電子メールを送ったり、電話をかけたりすることは習慣になっている。ただし、地球の裏側にいる人と働いているいる場合、あなたにとっての日中は相手の夜中に当たるかもしれない。それを意識して会議やコミュニケーションを行うこと。最後に、あなたの地域を中心にして世界が回っていると考えているような印象を与えるのを避けること。「今朝」「昨日」「今日」のような言葉は全て相対的なものだということを覚えておこう。

5. 現地の祝日やその他の慣習

あなたは祝日や特別休暇前に、顧客に良い休暇を送るよう言葉をかけているだろうか? これは良い習慣で、海外の顧客を相手にする際も同じようにしよう。相手の国・地域の祝日を調べ、休暇を楽しむように言葉をかけよう。また、相手が働いていない時期や厳粛な儀式が行われる時期なども把握すべきだ。

6. 言語の障壁

あなたと顧客がどちらも同じ言語を話すことができたとしても、克服すべき障壁はまだあるかもしれない。母語話者は気づくのに、非母語話者には気づけないようなことが存在するからだ。誤解が生じる可能性もあるし、電子的なコミュニケーションによって状況はいっそう複雑になるかもしれない。自分や顧客の言語レベルに自信が持てるようになるまでは、明確で直接的なコミュニケーションを取り、俗語や慣用句、大衆文化への言及などは避けること。

世界中の顧客を相手にして働くことには多くのメリットがあるが、課題もある。グローバルに仕事をする前に、ここに挙げた6つのことを考慮すること。

翻訳・編集=出田静

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