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グノシー創業者、LayerX社長の福島良典(左);デリー代表取締役/CEOの堀江裕介(右)

堀江裕介は2014年4月、デリーを創業。16年2月からレシピ動画サービス「クラシル」を開始し、アプリダウンロード数は1700万を超える。18年にはヤフーの連結子会社となり、事業面で連携しながら、IPO(新規株式公開)を狙う。同社は19年、ライフスタイルメディアの「マイクラシル」を開始、女性向けメディア運営TRILLの子会社化など、料理から暮らし全体へと事業領域を広げている。

グノシー創業者、LayerX社長の福島良典は16年、エンジェル投資家として同社に投資を行い、支援をしている。


堀江:出会いは覚えていない。フェイスブックのメッセンジャーを見ると……、連絡しすぎていて、わからない(笑)。「その瞬間にしか気付かない悩み」について、頻繁に相談していますから。

福島:僕の投資基準は人だけではなく、基本プロダクトありき。そして世の中と自分の見方にギャップがあるところに投資をします。エンジェル投資家は、最初のラウンドで投資をすると思われていますが、僕の場合はデリーに投資をした際も割と遅いタイミング。クラシルの伸びを見たときに「いける」という確信があった。あとは、僕らを知っている人には意外に思われるかもしれませんが、考え方や事業、プロダクトに対する向き合い方が結構似ている。

堀江:「自分だけに見えているものが1個あればそれは勝ち筋だ」と福島さんが当時言っていたのを覚えています。僕らの事業は、日本人の20年近く使っているプロダクトに対し、ジャイアントキリングを起こすこと。どうひっくり返すかを思考する時に、 ニュース分野でグノシーが行ってきた、ファイナンスやトラックレコードがとてもいきている。

グノシーという成功事例がなければ、大型調達やTVCMを打てていない。そのノウハウをすべて聞きました。事業の段階ごとに適切なことを伝えてくれたことは大きな支えになりました。ほとんどデータの話でしたが。

福島:僕らもクラシルの施策から多くを学んでいます。堀江さんが起業家として優れている点は、先輩に可愛がられ、後輩にも慕われるなど、「自分をどう見せると自分の価値を最大化できるか」を、自分で理解しているところ。そして、物事を目標から逆算的に考えられる点ですね。

文=山本智之 写真=平岩 享

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