日本−グアテマラで遠隔ワークのCEO、「情報で女性の能力を解放する」

SHEVA CEO マリサベル・ルイス


──あなたが実現したい未来について教えてください。

1つは、グアテマラと世界の市場がオンラインでつながる社会です。グアテマラには、素晴らしいテキスタイルの職人がいますが、人里離れた山に住んでいて、そこまで行って買える人がいません。Eコマースでつながれば、その商品の価値を見出す人もいると思います。オンライン市場へのアクセスが確保され、グアテマラの職人たちの生活が向上するといいなと思います。

また、女性活躍のためのサポートシステムが広まってほしいと思います。グアテマラで私も女性起業家の集まりに入っていて、お互いを助けています。そういうサークルがもっとあるといいですね。SNSを使ったバーチャルサークルも増えています。

例えば、「いいサプライヤーを知らない?」「この企業のコンタクト先を知っている?」「子どもを見てもらえない?」など、困った時にお互いのアドバイスを聞いて助けあいができます。そういったサポートシステムが女性には特に必要だと思います。

マリサベル・ルイス◎SHEVA創業者兼CEO。スペインのネバーラ大学卒。米消費財メーカーのキンバリークラークなどに勤めたあと、2014年2月にSHEVAを設立。世界経済フォーラムのグローバル・シェイパーのキュレーター、Women’s Entrepreneurship Dayのアンバサダーなども務めた。国際NGOプラン・インターナショナル・グアテマラのボードメンバー。

構成=成相通子 イラストレーション=Willa Gebbie

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