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アマゾンの「ミュージックアンリミテッド」は音楽ストリーミング分野のダークホースと呼ばれてきたが、その堅調な成長ぶりがデータで明かされた。英フィナンシャル・タイムズ(FT)の記事によると、ミュージックアンリミテッドは昨年から70%の成長を遂げたという。

アマゾンはプライム会員向けの無料特典である「プライムミュージック」(100万曲以上を聴取可能)と、追加料金が必要な「ミュージックアンリミテッド」(6500万曲以上を聴取可能)を展開中だが、合計の会員数は3200万人を突破しているという。

ただし、ビルボードの取材に対しアマゾンの広報担当は3200万人という数字が「推測に過ぎない」と述べた。アマゾンは音楽サービスの利用者数を、正式には開示していない。また、アマゾンのプライム会員数は昨年の段階で1億人を超えており、FTが挙げた3200万人という数字がどこまで正確なのかも不明だ。

一方で、アップルミュージックの会員数が6000万人に到達したと、同社のEddy Cueは述べていた。さらに、スポティファイは今年4月、有料会員数が1億人に達し、音楽ストリーミング分野のリーダーとなったと宣言した。

それでもアマゾンの音楽配信サービスは2社の競合よりも速い速度で成長を遂げている。スポティファイの有料会員数の伸びは年間32%のペースで、アップルが目指すのは年間50%のペースと伝えられる。

さらに米国の有料会員数でいうと、アップルミュージックは約2800万人で、スポティファイは2600万人だ。ただし、スポティファイは無料会員枠もあるため、全利用者ではアップルミュージック以上だ。

アップルは現在、iTunes廃止の方向にかじを切り、ミュージックとTV、ポッドキャストのアプリを新macOSのCatalinaでは切り分ける方針だ。これにより、アップルミュージックの会員数が影響を受ける可能性もある。

一方で、アマゾンの音楽配信部門のSteve Boomは、先日のビルボードの取材に、過去数ヶ月間でアンリミテッドの会員数が2倍以上に伸びたと述べた。Boomは会員数の伸びが、プライム会員の増加とアマゾンエコーなどのスマートスピーカーの利用者の増加によるものだと指摘した。

編集=上田裕資

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