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『WELLNESS AWARD OF THE YEAR 2019』で、美のカリスマふたりの対談が実現。モデル、トレーナーとして常にトップを走り続けるSHIHOとAYAが「元気」の秘訣を語ってくれた。


SHIHO:私は、仕事に情熱を注いでいるビジネスパーソンにとても魅力を感じます。失敗を恐れず新たなことに挑戦している方は、常識に縛られず、自らの心の声に従って行動しますよね。「Who am I」、自分は何をするために生きているか、そのことを自らに問いかけ仕事に向き合っている。お付き合いのある経営者の方にお話を聞くと、ワークアウトで汗を流し、あるいは瞑想やヨガを日常生活に採り入れている方がたくさんいます。自らのパフォーマンスやセンシティビティを高めるために行っているのです。

AYA:欧米の方はウェルネスやマインドフルネスへの意識が高いですよね。パーソナルトレーナーを雇って、早朝の4時、5時からワークアウトを行い、シャワーを浴びて会社に出勤する方も多い。体を動かすことによってシナプスが活性化されるので、アイデアの源泉になると知っているからです。アメリカではフィットネスが心身にどのような好影響を与えるかという研究も進んでいます。日本でも健康経営がフォーカスされ、経営者層を中心に一日のスケジュールのなかに運動を組み入れることの大切さが認識され始めた感触をもっています。

目標を定め小さな成功体験を積み重ねる

SHIHO:運動を習慣化させるには、自分がどのような人間になりたいのか、どういう人生を送りたいのか、目標をもつことが大切です。決意がないと、途中で諦める理由を自分自身でつくってしまう。何となく痩せたいとか、ビジュアルをよくしたいとか、ゴールがぼんやりしていると、運動によって得られる本当の効果に気づかないと思うのです。

AYA:SHIHOさんがおっしゃったように目標をもつことは大切です。でもその目標があまりにも大きすぎると、現在の自分の心身の状態との間にギャップが生まれ、「自分にはやっぱり無理だ」と挫折してしまう。ゴールを設定したら、そこにたどり着くまでの道筋を決めることが大事です。例えば、レベル1、レベル2、レベル3といったように、レベル1では、まずは絶対に達成できる小さな目標をもち、そこからスタートしてもいいと思う。運動習慣のない方なら、汗をかくまで歩いてみる。これなら、無理なくできますよね。小さなことでも成功体験を積み重ねていくとメンタルが変わり、自信にもつながります。レベル2、レベル3と少しずつ難易度を上げ、それをクリアしていけば、ゴールに近づいている実感をもてるはずです。

SHIHO:AYAさんには私もとてもお世話になっています。AYAさんの指導が素晴らしいのは、目標にたどり着くまでのプロセスをきちんと示してくれること。AYAさんは知識だけでなく、女性が憧れる美しいボディラインをつくり上げているので、一緒に汗を流すとモチベーションも上がるし、ポジティブなパワーをもらえます。

AYA:クロスフィットはとてもハードなトレーニングだという印象をもたれている人もいるかもしれません。基本は、立ったり、歩いたり、走ったり、重たい荷物を持ったり、日常生活の動きを利用して、生きていくうえで必要な筋肉を鍛えることを目的としたトレーニングです。SHIHOさんは運動習慣があるので、ややハードなメニューからスタートしましたが、初心者の方にはまず、自分の体重を負荷としてトレーニングすることから始めてもらっています。例えば、スクワットの正しい方法を教えると、ふだん運動習慣がない方は、後ろに転がってしまう。脚力がないからです。でも、体を動かすときにどこに力を入れればいいのかがわかれば、すぐに改善できます。「自分にもできるんだ」と実感してもらう指導を心がけています。

食事の質がよければ、運動効果も上がる

SHIHO:ワークアウトが習慣化されると、自分らしいライフスタイルを見つけることにもつながると、私は思っています。特に生活習慣が変わります。私の場合、朝食はきちんと摂り、2時間ほど空けてからワークアウトやヨガを行います。食べ物がある程度消化された段階でトレーニングをすると、きちんと集中しながら取り組むことができる。それを怠ると、例えばヨガをやっても呼吸が浅くなって気持ちよさが味わえないのです。夕食も睡眠3時間前には済ませるようにしています。すると眠りの質もよくなり、翌日の朝のコンディションもいい。メンタルも安定するので、自分のなかで好循環が生まれ、一日をよいリズムで過ごせます。

AYA:人間の体をトライアングルで例えると、土台となるピラミッドのいちばん下にくるのは栄養です。食事の質が悪いと、トレーニングの質も上がりません。バランスのよい食生活は絶対条件ですが、ワークアウト前後は特に気をつけないといけない。運動の後は、筋肉に傷がついている状態なので、それを修復するために必ずタンパク質を摂る。カービーな体をつくるには、トレーニングだけでは不可能で、食事管理がカギを握るのです。SHIHOさんはトップモデルでもあるし、ヨガのインストラクターもやっていらっしゃるので、健康への意識がとても高い。私がアドバイスをしなくても、自己管理がきちんとできています。

SHIHO:自分の心身がいまどのような状態かを知るには、まず体と会話をすることが大切。それはトレーニングを続けてきて学んだことです。「私はいまこういう理由で疲れている」「今日はなぜかイライラしている」。その原因がわかれば、自分の体をどのようにメンテナンスすればいいかわかります。パフォーマンスを落とさないコツが年齢を重ねることで自然と身につきました。感覚が磨かれるんですよね。そういう意味でも日々のライフスタイルに運動を採り入れるのは大切なのです。

AYA:SHIHOさんは、常々トレーニングは楽しんで行うものだとおっしゃっていますが、私もそう思います。やらされている感があると、苦痛が気持ちよさを上回ってしまう。気持ちよさが勝れば、それまで、「私には絶対無理」と思っていたプログラムが不思議なほど簡単にできるようになるのです。

SHIHO:ワークアウトやヨガを続けてきたことで心身のバランスがとれて、仕事も子育ても充実しています。自分らしいライフスタイルをつくれたからこそ、これだけ長くモデルとして頑張れているのだと思っています。

AYA:豊かな人生を送るには心身の健康がベースになります。ワークアウトがどれだけ大切か、もっとたくさんの人に広めていきたいですね。


SHIHO◎1976年生まれ、滋賀県出身。94年のデビュー以来、ファッション雑誌・テレビ・ラジオ・広告・出版・プロデュース業など幅広く活躍。自身の自然体・透明感・ヘルシーさを強みにヨガ本・写真集なども出版。最近ではアジア圏を中心に海外でも活躍の場を広げている。

AYA◎1984年生まれ、兵庫県出身。2012年、クロスフィットと出合う。世界のフィットネスブランドReebokからアンバサダーに任命され、ファッションモデルからフィットネスモデルへ転身。現在自身のジム「ReebokCrossFit Heart & Beauty」ではコーチとして活動中。

【WELLNESS AWARD OF THE YEAR 2019】

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Promoted by FiNC Technologies 文=篠原 洋  写真=三木匡宏  編集=高城昭夫

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