・受動的でなく、能動的に行動する
多くの人は、日々の生活に追われるあまり、先の計画が立たず、将来のプロジェクトを遂行できなくなりがちだ。「私がメンターとして指導する学生が最も苦戦しているのは『実行』だ」とジェシカは明かす。重要なのは必要以上に考えすぎず、すべてを一歩ずつ進めることだという。
現在の仕事に満足できず、転職したいと思っている状況を想像してみてほしい。それでも、今の仕事はとても忙しく、それにばかり時間を取られて、人脈作りや履歴書の作成、転職の応募といった、自分の望む目標に近づくための作業をする時間が作れない。ただ受け身でいると、生産的になることはできても、より高い目標に近づくことはまずできない。
「能動的になって、リスクを受け入れ、自分に賭けることで、私はたびたび失敗を重ねた。でもこうすることで、より大きな成功の可能性も出てくる」とジェシカは言う。失敗に対する恐怖と、日々の居心地の良さにより、人は受動的になり、自分が望む長期的な変化に取り組まなくなってしまう。失敗は、より大きな成功へと導いてくれるロードマップだと考えよう。