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ラスベガス発 U.S.A.スプリット通信

大谷翔平選手 Gettyimages

メジャーリーグ(MLB)はオールスター戦を終え後半戦に突入したが、前半戦を締めくくって、ロサンゼルス・エンゼルスのブラッド・オースマス監督は、大谷翔平選手の好調を「期待以上だった」とべた褒めし振り返った(オレンジ・カウンティ・レジスター紙)。

昨年秋に手術をした肘のリハビリのため、試合に出場したのは開幕戦から1カ月以上経過した5月7日からとなったが、打率は3割3厘と好調を維持しているし(去年の打率は2割8分5厘)、ホームランも直近の24試合で8本と3試合に1本のペースで放っている。前出のオースマス監督も、「いまアメリカンリーグで最高クラスの打者ではないか」と絶賛した。

ファンサイトである「ヘイローハングアウト」でも、デビッド・ライス記者が、「大谷のバットがエンゼルスの打線を向上させ、(チームの主力打者の)マイク・トラウトを守っている」と大きな見出しを掲げ、大谷選手の尻上がりの好調を報じた。

6月は、大谷選手が打率3割9分、11ホームラン、24打点、同時期のトラウトも打率3割4厘、13ホームラン、28打点と、両選手とも好成績を残している。ライス記者の言う「守っている」とは、3番打者に大谷選手がいるために、その前を打つトラウトとの勝負を避けるわけにはいかず、結果、彼への四球が減り、打撃チャンスが広がったことを指している。実際、トラウトは、去年は6試合に1つ敬遠されていたが、今シーズンは8試合に1つに減った。

ライス記者はさらに分析を進め、今期、前半戦だけで大谷選手が194打数で14本のホームランを打ったということは、開幕戦からフルに出場すれば500打数には達するので、36本のホームランのペースだと報じている(ちなみにトラウトは、去年、39本のホームランだった)。

オレンジ・カウンティ・レジスター紙のジェフ・フレッチャー記者は、オースマス監督に、「大谷が去年と比べ、ゴロを打つ率が倍に増えたことと、四球率が10.1%から7.3%へと選球眼が鈍ったとの指摘があるがどう思うか」と少し辛辣な質問もしたが、「いまの調子を続ければ、それで大満足。心配はない」とまったく懸念を見せない。

むしろ、そういうネガティブな数値があっても、そのハンディを乗り越えて成績をこれだけ挙げているということは、素晴らしいと太鼓判を押している。

文=長野慶太

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