ビジネス

2019.07.11

五感を限りなく刺激するウラカンEVO 富士SWで全開走行

ランボルギーニ・ウラカンEVO


最もLDVIの効果が発揮されるのが、リアスライドを積極的に試すスポーツモードだ。思い切ったパワーオンを試しても、前輪側の駆動配分やブレーキベクタリングを効率よく制御しつつ、カウンターステアを当てなくても、その調子でアクセルを踏んだまま進んでいける。

今回のEVOで何が変わったのか?それは、ランボルギーニにとって重要な進化だろう。というのは、このEVOで、フェラーリ488GTBやマクラーレン720Sの最大ライバルに並んだわけだ。いや、ランボーのV10のトップエンドの高回転域での伸び感やレスポンスは、その2台を上回っていると思う。また、LDVIなどのおかげでEVOのハンドリングが一流に達したし、エンジン音は業界一と呼べるだろう。3000万円という値段の壁さえ乗り越えられれば、今回初めてランボーに浮気でもしようという気持ちになるかもしれない。




国際モータージャーナリスト、ピーター・ライオンが語るクルマの話「ライオンのひと吠え」
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文=ピーター・ライオン

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