I write about national security, especially its business dimensions.


・繁栄

米国の現職大統領が再選されるかどうかの唯一の、そして最も信頼できる指標は、経済が好調であるかどうかだ。トランプは景気拡大期の終盤にあると考えられていた米国経済を刺激し、その期間を引き伸ばした。

・主権

国が国境を管理できず、国外からの内政干渉を止めることができないとすれば、その国の主権はないがしろにされているということだ。トランプのような国家主義者は、国民国家が持つ主権、少なくとも合理的なものは、絶対的なものであるべきだと確信している。

そのため、温暖化対策に関するパリ協定や環太平洋パートナーシップ(TPP)といった多国間の協定への署名も、潜在的な主権侵害と解釈することができる。

・自給

トランプは米国を、農産物も製品も主要なものは自給できる国にしたいと考えている。だからこそ、アップルに国内でiPhoneを生産しろと言い、メルセデスベンツにも米国で車を生産しろと言う。それが貿易ルールに違反することかどうかは気にしない。そして、それは米国の有権者の大半も同じだ。

・エネルギー

ここで言うエネルギーは、化石燃料ではなく自発性のことだ。トランプは規制緩和であれ北朝鮮の非核化であれ、容赦なく自らの計画を推進する実践主義者だ。そのエネルギーレベルは、記憶に残る限りのどの大統領も上回る。そしてトランプは目標を決めたら、批判の声には大して注意を払わない。

投票行動の特徴

経済が強いときに左寄りの政策を訴える候補は、敗北する運命にある。それは歴史が証明している。トランプの支持率が低いことは、それほど重要ではない。なぜなら、多くの有権者は好きな候補者を支持するためではなく、自分が我慢ならない候補者に不利になるように投票するからだ。

編集=木内涼子

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