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フォーブス ジャパン編集部 エディター


さらには、機械学習のトレーニングを無料で提供する「ML Study Jams」には、2019年だけで4800人を超える日本の開発者が参加。明日開催が予定されている機械学習に特化したイベント「Google Developers ML Summit 」には600人以上が来場する予定になっているなど、開発者に対してスキルアップの機会を積極的に提供している。

“次世代のAI人材の育成支援”ということで、小学5年生〜中学生を対象にした教材の公開も行っており、先生が簡単にAIの仕組みや開発を授業に取り入れられるようにしているそうだ。

AIで社会課題の解決を支援

支援だけでなく、グーグルは自らAI研究も行っている。2018年4月に、東京オフィスにAI研究者のチームを立ち上げ以降、10本以上の論文を発表しているという。例えば、強化学習の基礎研究や日本語の高低アクセントのための音声モデリング、ニューラル機械翻訳などがそうだ。また、グーグルは「今年4月に発表した、End-to-Endの音声翻訳モデルの開発には、東京オフィスに勤務する研究者も参加していて、モデル開発に大きく貢献した」と語った。


グーグルのAI研究の成果

また、グーグルは、機械学習プラットフォーム「TensorFlow」のオープンソース化のほか、Google Cloud AutoML、Cloud TPU、Cloud AI API などの各種 AI 製品をはじめとするツール、トレーニング、サポートをGoogle Cloudを通じて開発者や事業者に提供。2018年には、グーグルのAIや機械学習エキスパートと協力してビジネスを革新するための「Advanced Solutions Lab (ASL)」を開設し、日本中の企業がAIを活用してビジネスの課題解決に取り組めるよう、積極的なコラボレーションを行っている。

「AIは医療、農業、製造をはじめとする分野において、さまざまなビジネス課題、社会的な課題を解決する強い味方になる」とグーグルは語り、Google AI for Japanを通じて、AIを活用して社会課題を解決する支援も行っていくとのこと。

「AI活用の推進においては、ツールやリソースを自由に利用できる環境整備はもちろんのこと、今後、日本が直面する様々な社会的課題の解決に向けて、意欲的な研究の支援に加え、様々な機関との協力が重要だと考えています」(ジェフ)

今後、グーグルはGoogle AI for Japanによって、AIが真に有益な技術として日本社会に貢献できるよう、開発者、企業、学術機関などと協力していく予定だという。

文=新國翔大

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