ビジネス

2019.07.14 07:00

女性が「自分は詐欺師」と感じることなく起業する方法


ナットウエストの調査からは、自分が一緒に働く人がメンタリング制度を使用すればインポスター症候群を克服する役に立つと考えている女性労働者が46%に上っていることが分かった。
 
メンタリングは1対1の支援にとどまらない。似たことに取り組んでいる人を見ると、「自分にもできると分かる」とメイリンは語る。
 
英国におけるアリソン・ローズの調査では、女性が起業する確率は男性の半分ほどで、起業経験がある女性は6%ほどしかいないことが示された。
 
メイリンは、この原因の一つとして、起業、さらにはより一般的な成功に関する「認識」の問題があると考えている。女性は男性よりもはるかに自分に厳しく、自分では力不足なのではという恐怖から機会をつかまないことが多い。
 
インポスター症候群は精神や心の健康に深刻な影響を与え得るもので、不安を増大させる恐れもある。
 
メイリンは、自分の内面を強化することが長期的には効果的だと考えている。例えば次のような方法でだ。
 
・自分に対する疑いについて話せる場所を見つける
・良いときも悪いときもプロセスの一部として考える
・人と直接会ってコネクションを作ることの重要性を忘れない。コーヒーを飲みながらの近況報告だけでもいい
・世代を超えたスキル交換に注力する。自分より年上で、はるか先を進む人とつながり、互いに共有できる貴重なスキルが何かを特定する
 
それでも起業の大きな一歩を踏み出す準備ができていなければ、準備のために小さなステップを踏む(例えば、短期コースを受けて業界やスキル分野について少しでも知識を増やす方法を見つける)ことで疑念や不安を緩和できる。また、どのように自分が成功できるかを特定するため、プロの手を借りることもできるだろう。

編集=遠藤宗生

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