イーロン・マスクが手掛けている高速地下輸送システム「ハイパーループ」や、超音速旅客機のスタートアップ「Boom」など、交通機関はますます発達しています。いまは、安く移動ができて、それこそホテルにも安く滞在ができる時代です。
だったらリタイアまで待つ必要はない。旅は行きたいと思ったタイミングでいくべきだと思うんです。
行ったことのない街を訪れて、普段なかなか出会うことのできない人に会うことで、僕の人生の幅は着実に広まっています。
ずっと同じ場所に住み続けるというライフスタイルは変わっていく中で、Anyplaceがどれだけ多くの人の「旅」にとって重要な存在になることができるか、すごく楽しみです。
今後3年で成し遂げたいことは?
日本発のプロダクトは海外向けにローカル対応させるのはかなりハードルが高いと言われている。しかし、Anyplaceは英語圏からスタートさせたからこそ、かなり速いスピードで、それこそ3年以内に世界中の人に使ってもらえるプロダクトになる手ごたえがあると内藤は言う。
Forbes JAPANは今年も、アート、ビジネス、スポーツなど各分野の次世代を担う30歳未満の30人を表彰する「30 UNDER 30 JAPAN」を開催。
彼ら、彼女たちが歩んできた過去、現在、そして目指している未来とは。受賞者のインタビューは、8月23日から順次特設サイトにて公開する。
内藤 聡◎1990年山梨県生まれ。大学卒業後に渡米。サンフランシスコで、いくつかの事業に失敗後、2017年にホテル賃貸サービスのAnyplaceをローンチ。同年ウーバーの初期投資家であるジェイソン・カラカニス氏から投資を受ける。