CHARMING
CHAIRMAN’S
CLUB

CHANMPIONSHIP2019



日本の経済を支える全国の中小企業、スモール・ジャイアントたち。
その貢献は規模や売り上げだけでは測れない価値がある。
そんな企業に光を当てるべく、本誌で不定期連載中の、
社長の魅力に迫る企画「Charming Chairman’s Club」の名を冠した
イベントが開催された。
未来の日本を支える学生たちは、どんな姿の社長に、そしてその向こうに
ある企業に魅了されるのか。
学生が選ぶ、魅力ある社長No.1を決めるチャンピオンシップが始まる。

学生が社長を選ぶアワードとして今年初開催の「Charming Chairman's Club CHAMPIONSHIP 2019」。採用において、いかに若い世代を惹きつけるかを課題とする中小企業にとって、ひとつの学びを見出す好機でもある。

応募資格は、創業3年以上従業員1人以上の企業で、成長のため若者のちからを必要としていること。新しさと変化を好み、旺盛な事業欲と挑戦し続ける勇気を持っていること。自らの事業を展開させ、明日の日本経済をつくる努力をしていること。仲間や家族を大切にし、笑顔とユーモアを忘れないこと。

特設ウェブサイトからエントリーを受けつけ、選抜された学生を中心とした審査委員会が一次審査を行いBEST100を、二次審査でファイナリスト5人を決定。選ばれたファイナリストはこの会場で学生に向けプレゼンテーションを行い、No.1を決定する。
当日は約300人の企業関係者、そして約300人の学生が来場。オープニングでは、主催のESSPRIDE代表取締役CEOの西川世一が登壇。社長のカードつきポテトチップスから、PRや採用、企業ブランディングなどを支援するプラットフォームとして機能する「社長チップス」を提供する西川がスピーチを行った。

企業を率いる社長というものは、意外と寂しがり屋で、でも強がっているような人間らしさを持っているものです。そして、多くの社長が、人に言えないような恥ずかしい失敗をし、何度も絶望を味わっています。それでも、大きな夢と使命を胸に秘め、大切な仲間がいるからこそどんな困難にあたっても諦めることなく一歩一歩前に進んできた。そんな強さを持っているのが社長というものです。

そんな社長たちの姿をこれからの世界を担う若者にもっと知らせたい。社長と学生が友達のような関係から始まり、互いに助け合っていく。新しい時代の一歩を作っていきたいと考え、このアワードを開催しました」緊張した面持ちで、それでも言葉を継ぐ西川の姿こそ、社長の情熱と人間臭さ、そして勇気を体現しており、会場からは大きな拍手が送られたのだった。

です。そして、多くの社長が、人に言えないような恥ずかしい失敗をし、何度も絶望を味わっています。それでも、大きな夢と使命を胸に秘め、大切な仲間がいるからこそどんな困難にあたっても諦めることなく一歩一歩前に進んできた。そんな強さを持っているのが社長というものです。

そんな社長たちの姿をこれからの世界を担う若者にもっと知らせたい。社長と学生が友達のような関係から始まり、互いに助け合っていく。新しい時代の一歩を作っていきたいと考え、このアワードを開催しました」緊張した面持ちで、それでも言葉を継ぐ西川の姿こそ、社長の情熱と人間臭さ、そして勇気を体現しており、会場からは大きな拍手が送られたのだった。

このアワードの仕掛け人、ESSPRIDE代表取締役CEO 西川世一。美辞麗句に頼らず、誠実にひとつひとつの言葉を紡ぐスピーチが聞くものの心を打つ



学生が審査をする基準は以下の6項目。まず人間性や備えるムードといったパーソナリティ。そして時代に合わせて事業展開をアップデートできるフレキシビリティ。苦難を乗り越え挑戦を続けるチャレンジスピリット、社会に影響を発揮できるインフルエンスの力、独創性や人間的な個性の部分でのオリジナリティ、最後に統率力や仲間との絆を重んじるリーダーシップ。それぞれの基準で高く評価されたBEST100の社長たちが登壇し、その栄誉をたたえられた。

全国の公務員をつなげる
「よんなな会」代表で学
生との関わりも多い、脇
雅昭

プロバスケットボールB
リーグ「千葉ジェッツ
ふなばし」代表取締役
社長の島田慎二。

さらに、この日の来場者にあわせ、特別なトークセッションも開催。登壇者はESSPRIDEの西川世一、バスケットボールBリーグに参戦する千葉ジェッツふなばしの島田慎二、そして全国の公務員をつなげる「よんなな会」代表で、神奈川県政策局未来創生担当部長の脇 雅昭の3人。テーマは「これからの時代の愛されるリーダーとは?」。

脇は情報化社会における学生の意識の変化を指摘する。「衣食住においてさまざまな欲求が満たされる時代のなかで、現代の若者は自分の価値についてより深く考える傾向があります。幅広い情報を入手しやすいことから、学生たちは多くの選択肢を見ています」。この言葉を受け、島田は言う。「本質的に、社長の存在が以前よりクローズアップされるようになりました。学生たちは企業理念に判断の軸を置きながら、本能的に企業の本質すなわち社長のあり方に迫る流れができているように感じます」。

さらに脇からは人と人をつなげるコミュニケーション術、島田からは地域密着のスポーツクラブ経営における、他地域とのメソッドの共有など、日本各地の企業経営のヒントに満ちたトークセッションとなった。
さて、このイベントのハイライトは、ファイナリスト5人によるプレゼンテーション。選考時に学生が彼らにつけたキャッチコピーとともに登壇順に紹介。

トップバッターは、株式会社アヤベ洋菓子の綾部哲嗣。埼玉で洋菓子OEMを手がける2代目。コピーは「100億円の笑顔を見っけ!」。自社の技術を愛し、やがて日本を代表するロングセラーブランドを作りたいと情熱的に学生へ訴えた。

続いて登壇したのは岡山でオーガニック鶏卵を販売するアルム株式会社の荒嶋望「オシャレな養鶏のデザイナー/行動力の神」。日本初の養鶏のアミューズメントパークをつくり、やがて海外に農場を持ちたいというグローバルな夢を語る。

結婚相談所を運営するエン婚活エージェント株式会社の間宮亮太に、学生がつけたコピーは「すべての結婚を幸せにするマッチング界の松岡修造」。幼少期に家庭崩壊を経験、その思いが間宮の原動力となっている。その気迫溢れる語りに、息をのむような緊張感すら漂う。

4人目の登壇者は株式会社サラダボウルの田中進。農作物の生産・販売から農業経営コンサルティングまでを手がける「農業界のファーストペンギン/キング・オブ・アグリビジネス」。新時代の新しい農家のカタチを求め、農業×AI/IoTの実現をも模索する展望を、会場へ語りかけた。

最後に登壇したのは、大阪で葬祭サービス業を提供する株式会社八光殿の松村康隆「究極のサービススーパーマン」。社員が誇りを持てる社員教育の体制と究極のサービスを提供することへのこだわりを語る。

数百人のエントリーから選ばれたファイナリスト5人だけあり、会場には情熱の余韻が残る。学生投票と集計が行われ、ついに決定したチャンピオンは、サラダボウルの田中進。注目を浴びるアグリビジネス、先進技術の積極的な活用の姿勢が評価された。


天童木工製の特別な社長椅子はさながら玉座の趣で、田中も思わず「座ったままお話しするのは落ち着きませんが」と喜びの中にも人柄の良さをにじませ、受賞の喜びを語る。

「プレゼンテーションでは良いことばかりが伝わってしまっていて、そこに対しての恥ずかしさがあります。今後は理想に追いつけるよう仕事に取り組んでいきます。学生さんから選ばれたという重みが、受賞の嬉しさをより深いものにしています。みなさんと一緒に社会に役に立つ仕事をしていきます」

イベント終了後、さっそく学生に話しかけられ質問を受ける田中やファイナリストたちの姿があった。経営者と学生が構えることなく笑顔でお互いについて会話をする、温かい交流がそこに生まれていた。

天童木工製作の社長椅子が
ファイナリストを見守る

COLUMN

Charming Chairman’s Club CHAMPIONSHIP 2019
主催のESSPRIDE西川世一が
「友達になりましょう」と呼びかけた相手とは?



表彰の熱気をそのままに会場を移動して開かれた懇親会では、参列していたチェアマンたち、そして学生たちが交流。
開始の挨拶でESSPRIDE西川は「学生と社長ではなく、友達になりましょう」と学生たちに呼びかけた。その真意とは。
情熱をこめてビジネスを語るファイナリストたち、それを真摯に受け止める学生たち。呼応する両者が作り上げたCharming Chairman’s Club CHAMPIONSHIP 2019は、初回の開催とは思えないほどの盛り上がりのなか幕を閉じた。イベント後の懇親会は来場者のほとんどが移動し、学生と経営者たちが語りあった。

そんな場を作ったのは、ESSPRIDE西川世一のひとことだった。イベントでは「学生と社長が友達のような関係からはじまる新しいカタチを生み出したい」と語った西川は、懇親会の乾杯の挨拶では学生ひとりひとりの目を見ながら「社長と学生という関係ではなく、ぼくとあなたが友達になりましょう」と笑顔で訴えたのだった。

その西川に魅了されたように、乾杯のグラスを持った学生が(学生はアルコール不可のシールを衣類に貼っている)ひとり、またひとりと西川のもとを訪れ「どうやったら友達になれますか?」とキラキラとした目で話しかけている。やがて西川のもとを離れた学生はすっかり緊張が溶けた表情で、登壇していたファイナリストやBEST100に選ばれた経営者のもとへと足を運び、問いかける。

その傍らでは大きなスクリーンを使い、学生団体が自らのビジネスのプレゼンテーションを行っている。真剣に見入る経営者、遠くから温かい眼差しを注ぐ経営者たち。

「チャーミングな社長たちがこれからの企業と仕事を変えていく」。そんな思いで立ち上げたCharming Chairman's Clubが、未来の仲間たちと出会う夜となった。


懇親会の会場は、来場した社長と学生で埋め尽くされた