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5. 戦略的な社会的交流

私たちは過去数十年の間に、社会的相互依存の重要性に関する科学的な理解を深めてきた。社会的交流はストレス管理に有効であり、心血管や認知機能(特に高齢者の場合)の健康、不安障害やうつ病の発症率の低下にもつながる。

だが、社交的に過ごす時間は「より戦略的に考える」必要がある。たとえ生産性が非常に高いと思いながら仕事をしていたとしても、閉鎖されたオフィスの中で何時間も座っていれば、私たちは大幅に「リソース」を奪われる。歩くこと(4.と関連)や外でランチを取ること(8.と関連)と同時に考えてみるべき点だ。

6. 「注意の対象」の調整

「アテンション・エコノミー」において、私たちの時間と注目は「値札の付いた商品」だ。これは現在の現実であり、不満を言ってもどうなるものでもない。ただ、私たちは自分たちが何にどの程度の注意を向けるかについて、考え直すことができる。それは長期的にみれば、健康に役立つものになり得る。

例えば、(特にスマートフォンに対する)自分の反応を管理することは、不健康なレベルで分泌されるストレスホルモン(コルチゾールやアドレナリンなど)を管理するのに役立つ可能性がある。

7. 労働時間の削減

先ごろ発表された研究結果によれば、労働時間の短縮と脳卒中リスクの低下には関連性がある(臨床研究ではなく観察研究ではあるが、有意な相関関係がみられた)。過去の研究でも、同様の結果が示されている。

私たちはあまり深く考えることなく、仕事に時間を費やしている場合が多い。変化を起こすには、労働時間は「意思決定の問題」と捉えなければならない。つまり、考え方を変える必要がある。全ての仕事で実現できるわけではないが、恐らくそうするべきであることは、科学的に裏付けられている。

8. 昼食の取り方

ランチで外食することは便利で、おいしいものが食べられ、オフィスから出られることでもある。一方で、自分の食べるものに対するコントロールを失うことでもある。どのような種類の油を使っているのか、どのくらいの塩分が含まれているのか、把握するのは非常に難しい。

ここで発想を変えてみるべき点は、「手軽に済ませる」のが当然でよいのかどうかということだ。より健康的な食事を取る方法を考えるために時間を使ってみよう。

編集=木内涼子

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