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2019.07.03 07:00

インスタグラムが若い女性によくない「神経科学的」理由


・スマートフォンが普及したことにで、10代の若者の92%が毎日、インターネットを利用している。このうち24%は「ほぼ常時」利用しているという。

米ピュー・リサーチ・センターの調査によれば、これは人種や文化にほぼ無関係にみられる傾向だ。だが、10代女性のスマートフォンの使用率は、アフリカ系米国人が85%で、白人・ヒスパニック系の71%より高くなっている。そして、オンラインでいる時間が、社会的認知や「いいね」と言われることに対する若い女性たちの考え方を変化させている。

・10代の女性はインスタグラムに投稿されるような「画像」に引き付けられ、男性はビデオゲームやソーシャルゲームを好むと考えられている。この違いは、画像との関わり方にも非常に大きな違いをもたらしている。

例えば、若い女性たちはフィルターやメイク、照明、角度、ポーズなどで作られた現実に基づかないイメージを受け取り続けているということだ。こうした画像は、初めから画像が本物ではないことを知っていて見るビデオゲームとは異なり、現実と創作の違いを曖昧にする。

・インスタグラムのインフルエンサーたちが、投稿で報酬を得ていることはすでに知られている。1回の投稿で100万ドル(約1億800万円)を稼ぐとされている人もいる。

米国の一般的な10代の女性は、ソーシャルメディアを1日6~10時間使用しており、その間ずっと、機能や真偽が証明されていない製品や画像を見ている。さらに、彼女たちは多くの場合、どれが偽物か、宣伝広告なのかを理解できない。10代の若者にそれらを判断することは、ほぼ不可能だ。

ソーシャルメディアの利用を減らすべき理由は数多くある。重要なのは、孤独感や不安など、ソーシャルメディアから多くの悪影響を受けることもまた、脳の発達であると理解しておくことだ。

編集=木内涼子

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