I write on marketplaces and cross-border e-commerce.


Tモール・グローバルは越境ECプラットフォームとして2018年に著しい成長を遂げ、旗艦店の開設数は前年比で倍増した。2019年には成長率がさらに加速する見込みだ。Tモール・グローバルはまた、スペイン語、日本語、韓国語のサポート体制を整える予定だ。

中国市場参入の窓口にとどまらない

ブランドにとって何よりも重要なのは、中国市場に参入するうえで利用できる各種のビジネスモデルが、Tモール・グローバルのウェブサイトで説明されている点だ。「天猫海外フルフィルメント(Tmall Overseas Fulfillment)」「Tモールダイレクト・インポート(Tmall Direct import)」「Tモール・グローバル旗艦店(Tmall Global Flagship store)」のいずれを利用する場合でも、ブランド側はTモール・グローバルと協議に入る前に、各モデルの仕組みを理解することができる。

ソリューションの内容はモデルごとに違う。天猫海外フルフィルメントの場合は、中国での知名度が低いブランドが比較的ローリスクで様子を見るのに効果的だ。定評のあるブランドであれば、Tモールダイレクト・インポートやTモール・グローバル旗艦店を利用して、中国における知名度を最大限に活かすことができる。

それほど違いはないように思われるかもしれないが、越境ビジネスは難しくないとはいえ、簡単でもない。ブランドには中国に参入する際の選択肢が必要であり、Tモールはそれを提供している。

Tモール・グローバルは、英語版ウェブサイトの開設によって自社の意図を表明したかたちだ。今後5年間で海外製品2000億ドル分を輸入する上で、アリババが確実に有利な立場に立てるようにする動きと言えよう。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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