I write about Millennials, Gen Z, and leadership trends.

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「リーダー」も「マネジャー」も「上司」も、実質的に同じ役職を指す言葉だ。しかし、これらの肩書にはそれぞれ、異なった言外の意味がある。その違いは職場に影響を与えるだろうか? それはもちろんだ。肩書は主観的なものだが、とても大きな影響力を持つ。

違いは、言葉の定義に見られる。英英辞書メリアム・ウェブスターによると、「manage」とは「事業や業務を指揮したり、営んだりすること」で、「lead」は「業務や活動、パフォーマンスを指揮すること」と定義されている。

この定義に基づくと、「マネジメント」はビジネスプロセスに焦点を置いた言葉である一方、「リーダーシップ」は人に重点を置いたものだ。優秀なリーダーは両方に重点を置く方法を心得ているため、その肩書は重要ではなくなる。だが残念ながら、周囲からの認識はとても重要であり、肩書には本来持つべきでない重要性が与えられている。

従業員側から見ると、「リーダー」という言葉はよりポジティブな反応を生むが、一方の「マネジャー」は偉そうな人物の意味合いで使われることが多く、ネガティブな印象がある。リーダーシップは、よりオープンでインクルーシブなものと捉えられることが多いのに対し、マネジメントは厳格で権威主義的とみなされることが多い。

ただこれは全て言葉の問題であり、大切なのは肩書ではなく、働き方だ。マネジャーはリードすることを選択できるし、リーダーはマネージすることを選べる。上司を自称しつつも、独裁者的に振る舞わないこともできる。最も大きな成功を収める人は、リードとマネージの両方ができ、その使い分けのタイミングを心得ている。仕事の成功には、リーダーシップとマネジメントが密接に関わっており、そのバランスを取ることが重要だ。チームのマネジメントに、自分の肩書が影響を与えるべきではない。

しかし実際には、肩書はリーダー職を担う人、そして直属の部下の両方を含む従業員の間で印象を生む。この傾向は、X世代やベビーブーム世代よりも、ミレニアル世代やジェネレーションZにより顕著に見られる。若い世代にとって、上司や同僚との関係を構築するのはとても重要なことだ。自分の上にいるのがマネジャーでなくリーダーであれば、その人との間に感じる壁は小さくなる。

自分の肩書にかかわらず、部下との関係を構築し、部下を育てていく努力をしよう。チームを積極的にリードすること。決して役員室の中からマネジメントをしてはいけない。締め切りに追われている部下がいたら手を差し伸べ、部下の成功を気にかけている姿勢を示そう。

部下との関わりを持てば持つほど、部下との関係性は強まる。そうすれば、従業員エンゲージメントの強化や、仕事満足度とパフォーマンス、忠誠心の向上にもつながるのだ。言葉よりも行動が重要だ。従業員は常にあなたを見ている。

肩書は単なる言葉。本当に重要なのは、自分がどう行動するかだ。

編集=遠藤宗生

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