プレゼンに聞き手を引き込む7つのコツ

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4. 視覚的なスライドにし、文字を避ける

全てのスライドの中心に、重要な言葉を載せよう。その言葉について聴衆に考えさせるようなアイコンや画像を加えればさらに良い。暗い色の背景に白い文字は、必ず目を引く組み合わせだ。また、プレゼンでは話をメインとすること。スライドは、プレゼンの大事な部分が人々の心に視覚的に残るようにしつつ、新鮮さを保つためにあるだけだ。

文字として表示される情報が多過ぎると、人はメッセージにも、あなたの言葉にも集中できない。聞き手はあふれる情報をなんとか処理しようとするだけで、話の筋をあまり理解できないだろう。

5. 質問を積極的に募り、称賛する

リアルタイムで聴衆からフィードバックを得ること。プレゼンの間に聴衆が何を考えているかを理解することで、居眠りを防止するだけでなく、プレゼンを進めるにつれ方向性に少しひねりを加えることができる。

質問をされたらそれを褒めよう。そうすることで、質問者は自分が賢く、良い点を突いていると考える。誰しも、自分は賢いと感じたいものだ。また、明確な答えがなかったとしても全ての質問に答えること。「確信は持てないので、そのことは確認してから答えます」と言うことは、相手に無視されたと感じさせるよりも絶対に良い。

また、聞き手に次に進んでも良いか尋ねること。こうすることで、質問があるが恥ずかしくて尋ねる決心がつかない人もついに勇気を振り絞るきっかけになるはずだ。

6. 聞き手の意見を聞く

所属意識を持つことで良い雰囲気が作られるだけでなく、相手は異なる待遇や罰を恐れることなく自分らしくなることができると感じ、パフォーマンスや離職率が大きく左右される。協力的な環境はさまざまな脳の反応を生み、より良い協働や問題解決につながることさえある。

聞き手からのコメントや意見を書き出すことで、聞き手には所属意識が生まれる。これは、自分の発言が変化を生み、解決策の一部として考慮されていると聞き手に心から思わせるとてもシンプルな方法だ。

7. 学んだことを聞き手に尋ねる

素晴らしいプレゼンでは必ず、重要な学びをきれいにまとめることができる。人を引きつける講演者は、こうした学びをただ与えるのではなく、聞き手と一緒に作り上げる。この場合、主要な学びや結論をまとめるのは実際は聞き手なのだ。

翻訳・編集=出田静

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