プレゼンに聞き手を引き込む7つのコツ

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壇上に上がって聴衆に対面し、聞き手を説得・鼓舞するような方法で自分自身のアイデアについて語る前には誰しも緊張を感じるものだ。マーク・トウェインは「話し手には2つのタイプがいる。緊張する人とうそつきだ」とかつて述べたが、全くその通りだ。

しかし、それをうまくこなし、楽しむことさえ可能にするコツは多く存在する。ただ、誤解しないでほしい。プレゼンテーションの質は事前準備の質に直接左右されるため、慎重な準備が欠かせない。努力せずにプレゼンができるというのは迷信だ。計画や準備を始めるのは早ければ早いほど良い。次の7つのコツを実践すれば、はるかに大きな成果と満足感を得ることができる。

1. プレゼンの冒頭に衝撃的な事実を述べる

知り合いなどから聞いた個人的な話や誰もが驚くようなデータなど、記憶に残る鋭いことをプレゼンの冒頭に持ってくること。そうすれば全員の関心をすぐにつかむことができ、これからのプレゼン内容は聞く価値があると聴衆に思い込ませることができる。

2. プロジェクトや商品を大成功を収めたものと比較する

「私たちはまず火を発明し、それから火を管理することを学ぶことで全ての家が暖かくなりました。現代では、当社の新たな自動制御暖炉を使い、個人の好みや1日の変化する温度ニーズに合わせて火を制御することができます」のように話す。

プレゼンの目的や対象を非常に重要なものであるかのように感じさせる単純だが効果が高い方法は、大成功を収めたヒット商品や記憶に残るものを挙げ、その最後に自分が紹介するものを付け加えることだ。歴史的な観点から進化の過程を語り、あなたがプレゼンしている対象がそれから一歩進んだものだと示すことで、聴衆はよりしっかりと耳を傾けるようになるだろう。

3. 対話型にする

プレゼン中は、いつでも質問してほしいことを聞き手に伝えよう。プレゼンを双方向の体験にし、聞き手に自分たちがプロセスや解決策の一部であると感じてもらおう。聞き手にプレゼンの方向性を左右させるなど、革新的なアプローチの使用を考えること。聞き手が最も聞きたいことを決めるため、複数の方向性と聴衆からのリクエストを含んだプレゼンにする。
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翻訳・編集=出田静

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