年齢層が幅広いチームを率いるための4つのヒント

(Blue Jean Images/by Getty Images)

今日の就業人口は5世代から成り立っており、2つや3つ、もしくは4つの世代が同じチームで働くことも珍しくない。そこには困難もあるが、それと同じ分だけ好機もある。困難を成功に変えるには、以下の4つの点が非常に大切だ。

1. 万能な解決策はないと受け入れる

複数世代の従業員を管理するには、より柔軟な管理姿勢と、変化を受け入れる意志が必要だ。誰にでも当てはまる解決策はなく、あるチームでうまくいったことが、他のチームでは通用しないこともある。複数の世代がいるチームには、影響を生む要素が多くあり、真に効果的な戦略を見つけるまでに時間がかかることもある。試行錯誤を重ね、結果につながらない戦略には固執しないこと。

部下のことを知り、各人の好みや働き方、モチベーションを理解し、インプットやアイデアを求めよう。結局のところ、共に働いているのはチームメンバーたちなのだから、このプロセスには当事者を巻き込むべきではないか? 規模の小さいチームなら、一対一、または少数グループで各メンバーと意見交換できる。大規模なチームで各人との関わりが難しければ、アンケートを取ったり、チームを知るためのミーティングを重ねてもいいだろう。

2. 臆測に基づいて指導しない

チームにとって最良のやり方でチームを率いるのが大切だ。臆測に基づいて行動してはいけない。特定の世代などに関するステレオタイプに基づいてチームを指導すれば、チームをきちんと扱っていないことになる。また、リーダーとしての自分の仕事も一層難しくなるだろう。ステレオタイプは指針として役立つが、絶対的なものではない。リーダーとして、時間を取って部下の個人的なニーズや好みを理解することは必須だ。

ステレオタイプは参考程度にしておくのが一番いい。特定の集団の一般的なニーズの理解には役立つが、それだけに頼るのは危険だ。ステレオタイプではなく、実際のニーズに基づいて決断すること。何がステレオタイプで、何が現実なのかが分からないなら、部下に聞けばいい。喜んで答えてくれるだろう。
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編集=遠藤宗生

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