以下に、職場でよく自動運転モードで行われる10の行動を挙げる。
1. 「自分でやってしまおう」
こうした内なる声は、「全ては私にかかっている」や「これをきちんとできるのは私しかいない」という意味になる。
2. 独善
気が動転していると、誰かや何かに責任を押し付けたり、非難や批判をしたりしたくなる。
3. 自己崩壊
自分に対して厳しく、失敗をいつまでも引きずる。うまくいかなかったことの責任を分け合うことなく、100パーセント自分の責任だと感じる。
4. 政略的な行動
自分の行動を検閲し、表向きには社会的に許容されることや “政治的に正しい”ことだけを見せる。
5. 批判ばかりする
誰か、あるいは何かが誤った方向へ向かう可能性ばかりが目につく。どんなシナリオでも、欠点や誤りを指摘する。
6. 皮肉
雰囲気を明るくしたり、誰かをたしなめたりする方法として、辛辣な言葉を使う。面白い人だと思われるかもしれないが、笑いの裏には必ず犠牲になる人がいる。
7. 利口ぶる
何に対しても持論をふっかけ、大半の人やアイデアに反論する。
8. 高圧的
自分の地位や権限を使って周囲の人々を従わせようとする。まるでガキ大将のように振る舞い、思い通りにならない時は怒鳴ったり、暴言を吐いたりする。
9. 協力体制の確立
自分がいかに“正しい”かを認めてくれる人を探す。自分がどんなに憤慨しているについて陰口をたたいたり、周囲に漏らしたりする。
10. 撤退
どうしたらよいか分からない時にその場を離れる。揉め事が起きた際は物陰に隠れたり、頭にきた相手と直談判するのを拒む。
あなたが自動運転モードでしていることは何だろう?
冷静さを失う前にひと呼吸置き、自動運転モードで無意識に行動すると自分がどうなるかを考えること。深呼吸して、心の中で10数えてから、再びリーダーの立場へと戻り、どうするかを決めよう。そうすれば自然と、目の前の物事により自信を持って対応する方法が見えるだろう。これこそがリーダーシップや自制に必要なことだ。