息子を抱えるキミー・ファサニ
「他の業界にも広がってほしい」
この変更は、日本のチームライダーである今井胡桃、岩渕麗楽、大江光、藤森由香、降旗由紀、村瀬心椛とバートンジャパン合同会社との契約にも反映される。
冬季五輪に4大会連続で出場し、2018年平昌五輪では女子ビッグエアで7位だった藤森は、チューリッヒでのラウンドテーブルに参加した。「女性プロアスリートが直面する難しさのひとつとして“キャリアと家庭”については悩む人も多いはず。アスリートに限らず他の業界でも、この問題は人生に与える影響が大きいと話題になっている」として、藤森はコメントを発表した。
「(ラウンドテーブルでは)ライダー活動についての悩み、キミーが子育てをしながら活動する姿に感銘を受けたことが話題に上がりました。この問題に素早く対応し、私たちの契約書が変更されたことで、より長く安心してスノーボードを続けられる環境ができました。他の業界や競技の選手が、このような環境下で活躍できることを願っています」