ビジネス

2019.06.27

素振り、時々サウナ ワークパフォーマンスを上げるための習慣

筆者(写真左)とフィンランド大使館の方々


2つめはサウナの活用です。

きっかけは、昨年末に某メーカーの方から「サウナ部の部長」を紹介させて欲しいと連絡があったことでした。イスやノートをつくっている会社なのに「サウナ部」と疑問を抱きつつも、ひとまず「部長」の話を伺ったところ、ほとばしるサウナ愛に感化されてしまいました。

実は、話を聞くまで、サウナについては軽いトラウマ(中学生の時にどれだけ入り続けられるか挑戦して気持ち悪くなった経験)があり、苦手意識を持っていました。ですが、部長のあまりの熱意に促され、横浜のスパ施設で20年ぶりにサウナに入り、その爽快さに驚いたのです。

いまでは、サウナで健康になった人の前例や脳への影響など深い話も聞き、健康経営に取組む会社にサウナを活用する流れをつくるべく、真剣に打ち合わせを重ねています。

今では、東京にいるときはもちろん、地方出張の際は少し早く現地に向かい、地元のサウナに入るようにしています。講演の前に10分でもサウナに入ると、血行がよくなっているせいか、疲れていても表情豊かに明るく元気に話せることがわかってきました。

以前は、講演前のコンディションがいまいちであれば軽く走ったりしていましたが、脈が上がりすぎて早口になりやすいなど弊害もありました。しかし、サウナだとリラックス効果もあるのでそのようなこともなく、講演前の準備としては意外に良さそうだと思っています。

そんなサウナの効用を、周囲のいろいろな方に話していたところ、先週、フィンランド大使館のサウナのリニューアルイベントにお誘いいただき、「フィンランドサウナ名誉広報官」にも任命いただきました。

ここまで私のプライベートについて書き連ねましたが、健康のために素振りやサウナをすすめたいわけではありません。私自身の行動を通して伝えたいのは、習慣化のために必要だと考えている以下5つの要素についてです。

1. 環境づくり
2. 行動を喚起する目標設定
3. 生活の動線に組み込む
4. 人とのつながり
5. エンタメ要素

自分にあった健康法を見つけ、それを習慣とするには、上記を意識して取り組んでみてはいかがでしょうか。

連載:ポテンシャルを引き出すライフスタイルのコツ
過去記事はこちら>>

文=平井秀幸

ForbesBrandVoice

人気記事