海外出張でのレストラン選びで失敗しないための「11の奥義」

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6.生活感があるエリア──住宅地で店を探す

筆者が新しい町に引っ越したとき、最初にするのは、自分がどんなところに住むのか、自分にとって居心地のいい場所はどこか、見極めることだ。すると、自然に地元の住宅街に引き寄せられる。どこよりも生活感があり、地元の人たちが適正な価格で食事をしている場所だ。


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7.メニューに値段が書かれていない、あるいはメニューがない店は回避せよ

世界中の観光地で多くのレストランが使っている「だましの手口」は、あらかじめ決めた特別価格のメニューでお客をおびき寄せ、値段を知らせずにオプションを提案する方法だ。750ドルの請求書を渡されたいなら別だが、値段が明示されていない店では食べないことだ。

8.調べた情報を「クロスレファレンス」する

「Eater」と「TimeOut」(訳注:どちらもグルメスポットなどに詳しい情報サイト。検索は英語で)は、世界中の都市の「お薦めレストラン」ガイドをまとめた、すぐれた情報源を提供している。さらに高級なところでは、「ミシュランガイド」にも豊富な情報がある。

筆者の経験上、一番間違いがないのは、いずれかのサイトで見つけた情報が、他のリストにも掲載されているかを確認し、さらに念のためには、グーグルなどの口コミサイトでチェックする方法だ。クロスリファーを重ねて、よさそうなレストランだと思えれば、おそらく行ってみる価値があるだろう。


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9.観光スポットの近くの店は選ばない

エッフェル塔の中にあるミシュラン1つ星 の「ル・ジュール・ヴェルヌ」は別かもしれないが、一般的に、観光スポットの近くではまともな食事はできない。例外があることは言うまでもないが、ニューヨーカーは決してタイムズスクエアでピザを買わない。

10.メニューが現地の言葉だけで書かれている店は期待できる

よいレストランの多くはウインドウにメニューを飾っている。とくに、毎日変わる「スペシャル」メニューを掲示している。観光客向けではないレストランで、地元の人と肩を並べて食事したいのなら、現地の言葉だけで書かれたメニューを置いている店を探すといい。このちょっとした違いが、大きな違いにつながることもある。

11.朝食はホテルで食べない

ホテルは、あらゆる手段を尽くして朝食の経費を削ろうとしている。無料の朝食がついている宿泊プランもあるが、当然、珍しい、印象的なものが食べられる可能性は皆無だろう。

朝食は手頃な価格で地元の料理が食べられ、その土地に息づく文化を理解するまたとない機会だ。たとえば、本でしか読んだことのなかった、「ローマ人がコーヒーを飲むために座らない」事実を目撃できるチャンスでもある。

翻訳=笹山裕子/トランネット 編集・構成=石井節子

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