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アメリカ人のオンラインショッピング熱は、とどまるところを知らないように見える。しかし、1年間に受け取る荷物の1人当たりの数という点で世界トップに立つのは、アメリカではない。

ドイツの週刊誌『デア・シュピーゲル(Der Spiegel)』は6月16日、コンサルティング企業マッキンゼーが発表した新たな報告書の主要ポイントを取り上げた記事をウェブ版に掲載した。17か国におけるB2C電子商取引のトレンドを分析したこの報告書は、とりわけ発送される荷物数に焦点を当てている。その結果、アメリカ人は1年間に平均で21個の荷物を受取っていることがわかった。

この数字は、年間70個(かそれ以上)と推計される中国よりもはるかに少ない。ただし今回の調査が、北京と上海という都市に限定して実施された点には留意すべきだろう。ドイツとイギリスもアメリカをわずかに上回っており、1年間に受け取る荷物数は平均でそれぞれ24個と22個だった。ヨーロッパのほかの国に目を向けると、アイルランドは年間合計15個、スウェーデンは6個、イタリアはわずか2個だった。

発展途上国の多くは、まだまだ成長の余地がある。インドでは、1人が1年間に受け取る荷物の数は平均で1個かそれ未満だ。マッキンゼーの報告書は、東南アジアでも同様のトレンドがあることを明らかにしている。ベトナム、マレーシア、タイでも、1人が1年間に受け取る荷物の数は平均1個。インドネシアは2個だ。

マッキンゼーによれば、オンライン店舗、とりわけアマゾンの影響力が高まるなかで、「従来型」の荷物配送サービスはプレッシャーにさらされている。オンライン店舗がそれぞれ、独自の配送システム開発に力を入れているため、これまで配送業界を牽引してきた各社は、競争が激化する市場での地位維持に向けて、画期的な取り組みを行うことを迫られている。

1人が1年間で受け取る荷物、国別の平均個数

国名 個数

中国* 70以上
ドイツ 24
イギリス 22
アメリカ 21
アイルランド 15
オーストリア 14
オランダ 12
スイス 9
スウェーデン 6
イタリア 2
インド 1以下
ベトナム 1以下

*中国は、北京ならびに上海の2都市における年間の受け取り荷物推定の個数。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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