フリーランスで稼いだ金 使う前に自問すべき3つのこと

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人がフリーランスで働き始める理由には、さまざまなものがある。起業家精神にあふれる人は、自分で一からビジネスを作り上げる手段としてフリーランスを選んだのかもしれない。また、自由度と柔軟性に引かれた人もいる。フリーランスでは、自分の生活に合わせて仕事をし、引き受ける仕事を選べる可能性は高くなる。

フリーランスにはさまざまなことが要求され、一人で上司や従業員、営業、管理業務の全てをこなさなければならない。報酬を手にすることで、複雑性はさらに増す。私的な出費とビジネスの経費の境界線はどこで引けばいいのだろう? 収入のうちどれほどを、スキル開発やビジネスの拡大に費やすべきなのか? 次にフリーランスで稼いだ金を使う前に、次の3つの点を自問しよう。

1. 予算の優先順位はどのようにつけるべきか

成功を収める事業主は、従業員の給料を支払う以外のことも考えている。従業員が将来のニーズを満たせるよう、トレーニングや成長に投資するのだ。

フリーランサーの人は、自身の収入がただの給料ではなく、自己開発の資金でもあることを覚えておこう。その金を使う前に、次のことを考えること。

・この投資により、クライアントに対する自分の魅力を高めるスキルを開発できるか?
・この支出は、時間の節約と収入の増加につながるか?
・これにより、自分の分野でさらなる満足感を得られるような力がつくのか?

キャリアの成長と開発のために資金を割り当てている人は、上記3つの問いのうち1つ以上に「はい」と答えられるはずだ。2つ以上に該当する場合はなお良い。

2. 自分自身に十分に投資しているか

フリーランサーは従業員に比べ長時間働くことが多く、従業員が負わないような責任を負っている。また、フリーランサーにはクリエーティブな人や自立心が高い人が多い。こうした人にとって、仕事での満足感ややりがいは収入と同じくらい重要かもしれない。仕事が退屈なものになり始めたら、満足感や自身の健康に投資を始めるべきかもしれない。
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編集=遠藤宗生

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