2023年に「空のタクシー」実現を目指すウーバー 空と陸で都市の渋滞問題解決に挑む

Uber Elevate Summitは今年で3回目。31カ国から1500人が参加した。


Chaoが重要な取り組みとしたのが、「定期的なドローンと空のタクシーのオペレーションに不可欠」とする「リモードID」だ。誰が空にいるのかを把握するためのIDで、これに関しては2019年後半に提案を行うと述べた。


米運輸長官Elain Chao

このように、ウーバーが目指すのはタクシー(車)にとどまらない、交通システムの改革だ。タクシー業界を崩壊したウーバーだが、空の崩壊はうまくいくのか?

ウーバーの強みは、創業以来構築してきたプラットフォームとデータだ。「63カ国、700以上の都市で展開しており、毎月9300万人がウーバーのプラットフォームを使っている。このプラットフォームを活用し、地上で構築したスケールを空の需要につなげる」とAllison氏。

「ウーバーはマルチモードのライドシェアリング、マルチモードの交通をシンプルにできる。これを世界中の都市で実現する」と約束した。

文・写真=末岡洋子

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