夜にメガネが気になるのには理由がある 生活の質を向上するメガネレンズとは

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筆者の場合、これまで使用していたメガネは右の度数がS-7.75、乱視はC-2.00。左がS-6.75 C-2.00であったが、今回は右がS-7.81 C-1.82、左がS-6.85 C-2.00となった。

長年のメガネユーザーであれば、この“キリの悪い数字”が新鮮に感じられるだろう。これまでの0.25単位での製作がパターンオーダーだとしたら、こちらは完全オーダーメイドといった感覚だ。

また、検査の後には今回使用するフレームを装着し、フレーム形状や眼とレンズの位置関係などを計測する。そのデータを反映することで、よりレンズの設計を最適化するためだ。このプロセスによりさらに最適な見え心地に。とことん自分仕様にカスタマイズしてくれる。

じつはこれまで鮮明に見えていなかった!?

出来上がったメガネを実際に数日間掛けてみて驚いたのは、視界の鮮明さと明るさだ。筆者は3カ月ほど前にメガネを新調したばかりで、自分にとって最良のものをかけていると思っていた。が、新しいメガネをかけた瞬間、さらにクリアな視界が広がっていることに驚いた。街路樹の葉の輪郭や、化粧品の細やかなラメなどがより鮮明に見える。夜間の見え方についてのストレスも軽減されたように思う。

自分にとって快適な視界は、生活の質を向上してくれる。現在の見え方に不満がないという人も、もしかしたら不鮮明な視界に慣れてしまっているだけという可能性もあるだろう。メディアではファッション的な側面が取り上げられることが多いメガネだが、基本は視力矯正器具。度付きで作るのであれば、キモはレンズである。見え方に不満がある人はもちろん、これまでメガネは必要がないと思っていた人も、一度自分のライフスタイルに合ったメガネについて相談してみることをオススメしたい。

文=伊藤美玲 写真=西川節子

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