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As Mobile Economist at TUNE, I forecast and analyze trends affecting the mobile ecosystem.

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世界の人気アプリ上位200は今年の第1四半期に、合計130億ドルの売上を生み出したことが明らかになった。6月18日、アプリ関連の調査企業「SensorTower」が開示したデータで判明した。2014年から2019年にかけて、世界のアプリ市場は年間30%を上回るペースで成長を続けているという。
 
このペースが続けば、上位200のアプリの合計売上は今年、500億ドル(約5.4兆円)を大きく上回ることになる。
 
SensorTowerはアップルのiOSベースのアプリと、グーグルのアンドロイドアプリとの違いについても指摘している。アップルのアップストアに掲載されるアプリは、グーグルのGoogle Playのものより、64%高い売上を生み出している。
 
「アップストアのトップパブリッシャーらの平均収入は8380万ドルで、Google Playの上位100のパブリッシャーの平均5100万ドルを、64%上回っている」とSensorTowerのモバイルインサイト主任のRandy Nelsonは述べた。
 
ただし、成長スピードには減速が見られるという。iOSとアンドロイド双方の上位100アプリに関していうと、2018年の売上成長率は12.1%にとどまった。
 
また、iOSのほうがアンドロイドよりも売上が高いことが以前から指摘されてきたが、この傾向は非ゲームアプリにおいて、より顕著だ。
 
iOSで上位100位圏に入るゲーム系パブリッシャーは直近の四半期で、平均7000万ドルを稼いでいたが、アンドロイドの場合は4800万ドルだった。この数値は非ゲーム系パブリッシャーの場合、iOSが2330万ドルで、アンドロイドは700万ドルだった。
 
ただし、近年は非ゲームアプリの売上の伸びはゲーム系アプリを上回っており、2014年第1四半期以降、年間56%のペースで伸びているという。
 
ここで指摘しておきたいのは、ここまで述べた数値が、モバイルアプリの売上全体の、ごく一部にしか過ぎないことだ。冒頭にあげた「130億ドルの売上」という数字は、人気アプリの売上全体の一部でしかない。
 
なぜなら、SensorTowerが集計したのは、アプリ内課金の売上のみだからだ。
 
アプリの多くは広告でも稼いでおり、カテゴリによっては広告がメインのものも多い。さらに、アマゾンやウォルマートなどの小売分野の企業はデジタルとリアルの双方で売上を得ているが、ここにはその数字は反映されていない。
 
つまり、モバイルアプリから生み出される売上の総額は、アプリ内課金の数倍ものスケールに達しているのだ。

編集=上田裕資

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